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気球ゆく重さを捨てて空となる我の煩悩を風が解かして
6
遥か空風のゆくまま彼方へと見下ろす街に君の窓光る
5
色瓦ぽつぽつ剥がれた境内は寂れた緑に
紅葉
(
もみじ
)
が映えて
14
銀杏
(
いちょう
)
の木 たんと実をつけ母の顔 凛とぬくもり漂わせ立つ
26
秋陽差す紋白の舞う遊歩道クヌギのドングリ数多転がる
30
花火哉夏はわたしをおいて散るきみもわたしをおいてちるの
9
西へ西へ息子の暮らす伊予の国 親ばか二人おかず背負ひて
22
暴れん坊トランプさんご苦労さまこの平穏の続かんことを
8
久々に
故郷
(
ホーム
)
に戻り 身に染みる 汽車も電車も 値上げやむなし
15
好きなラーメン屋もう行かない、snsにアップするのどうでもいいよ
1
人里の轍踏み分け鳴く熊の声聞くときぞ山は悲しく
12
カフェオレを片手に 蒼空見上げたる 十八夜の月 ぽっかり浮かぶ
19
チビ猫は ゆっくり・ゆったり まいぺーす ときには みならわなければ ニャらぬ
15
今朝やっと ひき肉のオムレツ できました 昨日できなかった 今日はできたよ
12
あさおきて ちま猫ちゃんの おでこにチュ😽 きょうは くもりかな あさは ねむいね
12
バーナーを消すんじゃないよ膨らんだ心は仮だ今に落ちるぞ
7
朝風が 冷たくなりし 神無月 半ば過ぎれば 寝間着も厚く
15
ボート池 舟は浮かべど人居らず冬鴨来ぬかとアメンボ遊び
35
寝る起きる寝る起きる寝る起きる寝る起きる朝日があと何回も
5
冷え込みぬ夜風 秋深まり感ず 寝室の窓
徐
(
おもむろ
)
に閉ず
20
股関節硬いわたしはサーカスの中のヒトにはなれそうもない
16
「秋の陽の釣瓶落とし」が身に痛し医師募集欄の年齢制限
8
ばあさんの笑顔のような秋桜よ跡地は知らぬ子らに秋風
27
仲秋の 名月見んとお供への 里芋掘りし秋の夕暮れ
22
僕たちは ひとりひとりが
個性
(
オリジナル
)
この世に生を 受けた
瞬間
(
とき
)
から
22
過去作を検索するとドンピシャで出てきたりする基準は謎で
8
空白の 四隅がずっと翳ってて 視野が狭くて コケたりもする
5
レジ前で落とした十円気づかずに 去ろうとする爺 追いかける義理
9
あの日目に焼き付けた君剥がせずに瞳を閉じて冬を迎える
12
哀しみを 数えてるうち いくつだか 忘れてしまう ほどの哀しさ
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