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公園の ベンチにふたり 寄り添って 冷たい月を 温かく見る
5
ときどきは筆でしたため貼り付ける心の傷を癒してもくれ
9
今朝の雲 いわし雲っていうのかな 忙しいけど 空でも見よう
22
家庭科の調理実習生卵持参で悲惨な光景多発
14
夜半
(
よわ
)
の秋風誘ふ窓 黒雲に負けじと 居場所示す満月
29
真ん丸だ!
夫
(
きみ
)
が指さす西の空 並んで見つめた早朝の風景
29
十五夜にと月見団子を仏壇へ、されど無月にて十六夜に食ふ
6
振り向けば もう戻れない 青い空 さてここからは フィルムノワール
2
地下鉄の色なき風ぞ吹き枯らす終点の
灯
(
ひ
)
赤く滲めり
16
子供らの 笑顔を見れば もう少し この人生を 歩いてみたい
6
栄光を 望み続けて 現実は 変な爺さん 頑張ってます
5
新しい 人との出会い 良きにつけ 悪しきにつけて 面白き事
2
新しい 事が起きてる 内はまだ 生きてる感じ 結構してる
2
人生が 一日として 今何時 まだ夕方か 深夜12時
2
なんだろう 小さなネジが ただ一つ 机の上に 転がっている
4
恩返さむ膝を痛めし妻の横 杖の音ふたつ空に溶けゆく
31
明らかに 日の出が遅く なりました なにも変わらぬ 人間社会
3
咳も出る 今日は最悪 コンディション 行かねばならぬ 研修の日
4
真っ白な 誰も知らない キャンバスに 絵具をつける 人生模様
4
人生は 甘さ苦さも いぶし銀 使い古した デニムのパンツ
4
眠りつく 頭の中の 螺旋階段 天のぼる夜 地下おりる夜
2
友語る韓国ドラマのあるあるを見もせぬ友まで笑ふ飲み会
46
雲間から そっと顔出す仲秋の 蒼き名月苅田を照らす
25
月見酒 はちみつのお酒でも よいけれど せっかくだから 秘蔵の梅酒(龍王)
16
満月や
(
フルムーン
)
龍のかたちの 雲の上 煌々と照る ひかり降り注ぐ
21
今ここに在るものだけは
吾
(
われ
)
のもの有り難きかな共に明日あり
7
日常の繰り返しだけ寂しくて僅かな夢を愉しむ夜中
7
わからないこの子は何処に向かえしか吾の傍に居て何を夢見る
8
別れたり二色の土の崖崩れ中央構造線を見るなり
6
縄文の諏訪の
湖
(
みずうみ
)
優し色ビーナスに会う尖石遺跡
6
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