ベランダに蝉仰向けに硬直す 複雑な造形 透き通るはね
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星ならば 見えて届かぬ あたりまえ 君との間 30光年
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重力と加速度感じる電車の急減速、相対性理論も体験できる優れもの
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半ズボン🩳とタンクトップ🎽で通勤できたら、しあわせ、夢か☺️
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神降地上高地 云われし由縁頷けり 巡る地清みて神宿るごと
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エアコン冷気で、熟睡😴電気💡使うよなぁ、ありがとう
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でも暑い、始発も満席、立座席色即是空、よい日になりますように🙏
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姓変わる元嫁四度苦労したもうじき五度目なるかも寂し/題『悔恨』
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誰もみな重き十字架背負ってしょっている自分だけと思うな自分/題『悔恨』
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なぜ鬱に?訳など知らずただひとつ知る堕ちれば泥の沼深き/題『悔恨』
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二度も離婚甲斐性無きを曝け出す鬱とは言え託言に過ぎず/題『悔恨』
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大暑の候、エアコン稼働の書斎にて短歌を詠みつついつしか午睡へ
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年波よ体あちこちボロボロに老いたるこの身恨めしきなう
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メンヘラは女子の十八番にしもあらず僕も自覚の症状ありて/題『ポエマー』
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ポエマーの気質ちょっと気恥ずかしくなれど歌詠む嗜み楽し/題『ポエマー』
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脳髄をフルに回転させてみるそろそろ尽きるか歌のネタも/題『ポエマー』
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重力の手が何本もわたくしの体を引いて水面が遠い
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できるだけ大きく息をつきなさい固い結び目はハサミで切れよ
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サンダルの指先にいつも見惚れてる小さい花があるのも見える
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舞い降りし六百円の長物よsjぽちぽち恐怖を刻む
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あらかじめ引かれていた道踏み外す定めである道、の上に成る道
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脳内のサーチエンジンひとりでに無限のタブでサーフィンするな
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泣くほどの寂しさでパパ見送って迎えまでにはあっさりタフに
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目覚ましを 合わせなくても 目が覚める 朝は結構 弱かったのに
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母親は過去に与えてくれた人娘の怪我にごめんねと言う
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独身と独居女性の差を言えば傷の手当を一人でする事
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軋みゆく耐えきれなかった壁そっと気にするように近づいた蜘蛛
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気に入った傘はふつうの透明の色をしながら僕だけの傘
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こぼれてく笑顔は床に飛び散って慌ててももう返らない夏
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道端に何もできずに横たわるばらばらの骨むきだしの傘
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