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腐った世に 正々堂々 生きていく 泥にまみれても 曇りなき心で お題「正」
5
ポラリスに生まれた君もこの星を見詰めて歌う永遠「とわ」の情熱
16
春ゆけば蕊のやうやう紅らみて幼な子愛でるときの過ぎゆく
15
桜蕾
(
おうらい
)
に降り注ぎぬ 恵みの雨 潤ひて 満開まで待ちぬ
27
スーパーの 待合喫茶に 聞こゆ声 病と年金 身に詰まる午後
17
期待せぬときに雨は降るものと 納得をして
桜
(
はな
)
は散りゆく
10
調子乗り 万能感に 酔っていた ケガして沁みる 未熟な自分
6
通院をメインディッシュに一日を盛りつけている老後のふたり
26
寒戻り内ボア猫の手触りの上着まといて君恋し朝
18
病院へハート舞う風 並木道 帰りにケーキ春のご褒美
21
幼子
(
おさなご
)
が 調子はずれの アンパンマン 口ずさむとき 平和宿りぬ
15
まわりには 馬鹿ばかりと 言いながら 己の馬鹿を 神棚に飾る お題「馬鹿」
8
萎るるを知らず散りたき桜花散り敷くものは涙なりけり
13
チビ猫の 寝ぼけて うにゃうにゃいう声を 聞きながら飲む 朝のカフェオレ
26
タイでんぷなしではご飯食べないと 子供のころに わがまま言った
9
C
h
r
o
m
e
の左に
M
L
B
を置き千々に乱るる右の
U
t
a
k
a
t
a
10
春の雨秩序を持って屋根叩く子守唄にはだまされてみる
42
「一月は行く二月逃げ三月は去る」とことわざまで残るほど/同感
22
ソリュブルの意味噛みしめて溶かす朝 卯月に始む「あさイチ」のわざ
12
死化粧紅の赤さに母を見しビスクドール冷たい手にぎる
12
言霊を信じて願い唱えるも夢見草散る叶わぬ願い
15
小鳥の巣に小さな命籠の中に生まれ育む小さな世界
15
木漏れ日の差し込む森に一人来てわたしの心原子に還る
12
「あ、もしもし? 神様ですか? 失恋を『神の悪戯』にしたいのですが」
7
桜の時 曲を聴いたら 連鎖する 会話や気持ち あの時のこと
5
正解を欲しがったからあげたのに納得しない顔してやがる
20
風呂上がり ダビデのような ポーズをし 鏡の位置を なおしたりする
9
今日こそは必ず病院行かなくちゃ誰も叱ってくれないからね
19
高雄口いつしか駅名は変われどもあの頃のまま桜花のトンネル
11
服の裾にくっついたお米粒を取る、その手の指の結婚指輪。
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