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春雨の しなやかに降り 霞立ち 濡れて色濃き 野辺に咲く花 春一路
9
桜色のどけき春は道なりに約束破りの季節に繋ぐ
5
雨上がり不忍池桜と観光客が埋めつくす春
9
レンギョウの黄はまぶしき光となりうつの
脳
(
こころ
)
にまっすぐ刺さりぬ
30
本当はすべて綺麗だ 狭量な僕の認めぬ歌があるだけ
16
隙を見て羽を引き抜き消ゆなれど我を見下ろす雲が貴女だ
21
困ったな肉の日過ぎても肉食べたい そこにあるのが何の肉かな?
3
鮮やかな黄色の記憶が付き纏い埋葬された人を追う指
5
ゆっくりとバイク走らせトンネルを抜けては眩む目に在りき母
23
谷風が雲海消して炎暑降る真昼夢見る池ノ谷[いけのたん]かな
16
毒吐かれ泣いてた事もあったけど笑えた事しか思い出せない
5
笑ってたかつての日々を思い出し誰かと話す君を見ている
4
満開の笑顔の君の言葉には悪の権化のトゲトゲあるね
3
話してる君の周りに花が舞い動くのを見ると笑顔になる
3
新しい日々が強制されて来て流され生きてただ消えて行く
3
墓石に備える花抱えし淑女と春休み退屈そうな 子の鼻歌交わって
4
満たされる日々など来ない器持ちあれやこれやと入れては出して
3
捨てる神と逆に拾う神がいてそんな風にも流されてみる
3
エイプリルフールは昨日だったのに 街の全チャリ 歩道を走る
4
整形で作った様な言葉達今はただただ重ねて閉じる
3
好意だと信じてしまう僕がいて「合理的だし」とか笑う君
3
「終わりない」そうと思えた日々がありそっと笑顔の君を閉じてた
3
陸橋を渡る列車の窓うつす川瀬つつみぬ蒼き夕暮れ
23
望んでる 答えを聞くまで 繰り返し わかっていても 尋ねてしまう
18
曇天に見上ぐ桜で雨宿り奥の枝先ヒヨドリが来て
26
忘れゆく瞼の裏に啓翁桜まだ描けてる、まだ描けてる
6
自作歌の暗唱率はどれくらい?愛とキャパとが足りないようで
16
細やかな雫に濡れる花びらの映す雲色ほのかに淡く
12
勘違いしたまんま離れた二人 白桃のワンピースは溶けた
6
午前中の雨が嘘みたいに晴れた午後。嘘と言ってよ。あんなに濡れたのに。
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