いまわたしあなたにあげたくないものはなにもないのよ ね、ほしがって
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わたしたちの間に通う透明な同じ温度のあかるい血潮
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日の入りが五時半前の次の日が真夏日とかは信じたくない
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安打王 追放の咎 戻れざり 天の球場フィールド せめて彼招け
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黒視点 ひたすら示し ついに尽く 山藤翁よ まだ描き足らずや
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米などを買い溜めしていた爺さんは勿論マスクも買い溜めしていた
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感情はこころいろどる模様かな よろこび哀しみ 引きつれてゆく
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吾子からの人生最初の「ごめんね」は、「(ママの牛肉食べて)ごめんね」
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しあはせを見せつけられてしまっては ゆくあてなくて夜半にあくがる
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キリストの 凄さを知れば もう少し いい人になり いい国になり
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威張ってる 先生方が おらぬよう なりはしないか 神様頼み
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目の奥に青い花降り積もったのならさようならの合図です
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草一つ 生えぬ畑を 望むよう 言うこと聞かぬ 子らは根絶やし
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心無い 人が傷つけ 踏みつける 幼い若葉 ずたずたになり
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マニュアルに 従うだけで 人間が 成長すると 思う人あり
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人間が 心を捨てて しまうなら 生きる屍 無用の機械
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生き物は 食べる機械に あらずして 愛し愛され 育ち伸び行く
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人間を 機械のように 整然と 部品のように 扱うなかれ
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周りから 敬遠されて 怪しまれ 疎んじられて 責められてでも
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目の前の たった一人に 目を留めて 時間を使え 注意されても
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「私がおばさんになったらあなたはおじさんよ」居酒屋で聴き 不覚に涙
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思い出を 聞ける幸せ 感じつつ 子ども時代の 愛おしさ知る
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エブリデイ 鉛のような 飯を食い 今夜も泥の ように眠ろう
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葉も持たず 真っ直ぐな茎で凛と立つ 彼岸花たちに自律を学び
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彼岸過ぎ 満開に咲く 曼珠沙華 焦らず生きて 背中押されて
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チビ猫の おきにいりおべっど ぴんくだよ😸💕 まえのくびわは おれんじさんだよ😸(タカコ様)
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狭い道で差さなくていい程度の傘 大通りへでるやいなや
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相棒の再放送を最後まで 観てその度に既視感を持つ
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守一の猫たちどまる秋の雨いまだ降りをる窓を眺めて
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今日 ぼくの たんじょう日 だって 道端の 猫にも 言ってる ちょっとしゃがんで
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