空き缶にミントの葉っぱ詰め込んで世界を逆さにまわして眠る
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桃栗や柿を植えるその奥に終の棲家の覚悟が香る
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もろもろのわだかまりなどつぎ足してビーフシチューは二十歳になった
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海底にいっぽいっぽとしずみゆく春のまじないうち消すように
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お祈りの終わりのようにまぶた閉じ棒キャンディーの取っ手をなめる
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柳腰のその名はローラ夜もすがらコパカバーナにをどりをどれば
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母の日に折りしはずの鶴折り方を忘れて紙で指もてあそぶ
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今はまだ 立ち上がれない 窓の外 くつろぐからすに まだ居て欲しくて
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荒れた手をざらざら頬にすられてははくちょう座から星舞い落ちる
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白くなれブラウスに生まれたならば何度も白に戻る運命
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いつまでもあなたと共に歩みたい 泣きたいような願いと祈り
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須磨の海ほがらほがらにあけゆけば通ふ千鳥の声ぞかなしき
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くれなゐのうるしの椀に汁はればかつをのだしの香のにほひたつ
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ああ そうだ 今日の短歌を作ってない テラスハウスを見て忘れてた
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青空に映える桜を見上げつつ君が隣にいたらと思う
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君からの「いいね」は青い宝石のように光って胸熱くする
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むぎゅぎゅうと強く抱いたらしゃぼん玉つぎつぎ吐いてシーツのにおい
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清明の空はれわたる春の朝誕辰の子の髪つややかに
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背徳もあまくくちびるつぐみつつ聴くI LOVE YOU湿り気に満つ
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また明日と何の気なく別れ際に吐く無邪気さよ明けよどうか
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津のくにのなにはなくとも湯豆腐と納豆あればみちたりて生く
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日照雨そばへ過ぎいこまの山をながむればほのかにのこる虹の断片
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お陽さまの匂いがしてる君の髪 触りたいのは私だけかな
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瞳からうろこがべりと落ちてきてカスタードのたい焼きになる
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一冊の本が終わると目を閉じてこの世にもどる呪文を唱う
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缶チューハイストロングゼロ飲みながら「俺何やってんだろ」いつもの毎日
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くちびるの感触だけがかさついて外の雨音強く聞こえる
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人間はストレスフリーつまりゼロになると死ぬって本当だって
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大丈夫安心してよ嘘だから狭い部屋探し路傍の花で
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青春っていつまでだろって考えて「ずっと青春」って胸を張れます
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