芯に火をてんてんてんと灯されたよう春の芽はみな上を向く
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実家から連れて帰った雪解けのズボンの泥は僕を励ます
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開幕の大屋根リングは如何なりやオニオンリング膳に並べて
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返信を待ちくたびれること三時間 振り向かせたいわれサラリーマン
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君からのラインがきてるポケットはコートがなくても温かなんだ
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人け無い電車は時を乗せている次の駅まで春を運んで
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散りてなお道を賑わす花びらが人のいく道示しているよう
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花びらの絨毯みたいな舗道では名も知らぬ花すみに咲いてた
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時計だけ動き続けるこの机 積もる灰色に書く名前は
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気がつけば うたた寝をする 春の宵 心の温度 人肌になり
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解像度の低い記憶を補正して僕の頭の中のPhotoshopフォトショ
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帰り道どれほど君を思えるか 心に浮かぶ澪標なの
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でこぴんで極小社会から弾かれた あの日から十年 息、できてるよ
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もう少しここにいましょうこの氷まだミルクティーの味がするもの
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海越えて旅する黄砂しんしんと 歓迎されぬ邪魔とばかりに
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境内の空気は薄し潜まりて弥勒菩薩のわずかな微笑
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感情の共有生まれしこの場所に繋がる人の心柔らか
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桜にはつらい雨ゆえ何故なにゆえに散る花びらの愛おしきこと
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園庭にまで聞こえくる歌声に唱和するごとチューリップ揺れ
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味気ない真白の圧着はがき来て不測のことかと動悸止まらず
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砂浜で真白の貝を拾ったらバキリと折れてまた砂に成る
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私達分からなかった二人の形二匹のいたち袂を分かち
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玉の緒の いのち短し 舵利かぬ 吉凶禍福 長閑やか願う
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恋するとこころは弱くなりましてあなたの膝にもたれてる夢
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信じ抜く道理は無いがその義理が2025年まで続いた
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桜酒に筍ご飯で春惜しみ 10円セールのビールまた今度(近所のからあげ居酒屋がたまにやる)
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顔痩せもきっと効果がありますよ😊 早口言葉みたいのが重要>ひさかた乃様
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生きているだけでみんなは偉いのになんで優劣ばかりつけるの?
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暮れなず十六夜いざよい眺め 君想ふ 三十一文字みそひともじの 言の葉を編む
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駅を出て何処へ行ったかつばくらめ 居所いどころなきは我も同様
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