ある意味では天皇陛下と同じかも 上司という象徴みたいな
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よく似合うオレンジドットのネクタイが やけに寂しい 最終出勤日
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縁側で 南の光 浴びながら ボ〜としている 至福のひと時
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政治家は 嘘八百を つき通す 大衆騙され いつか真実に
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夕飯が 待ち切れなくて カップ麺 なんであんなに 腹減ってたのかな
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でしゃばりは どの組織でも 存在する 引っ込み思案と バランス取ってる
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冬なんてさっさと洗って終わりたい連休目処めどと思いつつなお/冬物上着
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バスを待つ空から響く白鳥の北帰行するヴィクトリーの列
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側溝の 流るる水を はねるに 魚影揺らいで 春の天つ風
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桜散り穴あけパンチの抜きカスもこぼれておちる火曜日の朝
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あまりにも外の気温が春すぎて今日が私の命日だった
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春過ぎてめぶく命に散る命張り巡らせるゴキブリの罠
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十五分早く出るなら先に云え寝癖を直しながらの小言
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三人で日曜休むシステムが年中無休一人に変わり
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九十歳たおれた兄を継ぐ人は我が父よりも二歳年上
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東証の乱高下する棒グラフ横山大観『不二』が見上げる
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風呂の子に二十かぞえる指示だせばうんこ、うんこ・・・とたしかに二十
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花散れば青葉の枝に紛れ入りて今は友ある高砂の松
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東路あづまぢへ春の過ぎゆく足跡あとなれや青葉に辿る志賀の山越
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制服を着るとはやりを身につけるとなぜか美醜がより際立つ
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日本人 いつまでたっても 日本人 全体主義の 教条主義者
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だらしなく喘ぐためが乳房の ひとつの役割であってたまるかよ
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揚々と 朝を見上げる 七時半 挨拶もつい 大きな声で
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子供らが 仮想世界に 逃げるのは 愛が消え失せ 抑圧されて
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真っ直ぐで折り目正しい朝だから息を殺して裏道走る
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組織的 虐待なのか 教育の 狭間にできた 昭和の遺物
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なぜだろう どうしてあんな 怒るのか 些細なことに 目くじら立てて
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地獄では 優しき人は 去ってゆく 留まる人は 鬼畜の化身
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人間のとしで数えて受け入れる他にはないと分かっていても
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子供らの 清き心を 守るよう 手荒なことを しないでおくれ
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