色彩に世界はひらかれてゆくかこころ惹かるる額縁の窓
10
孤独とは 冷めた紅茶に たまる渦 飲み干す間さえ まよう
10
車窓から 海がキラキラ 須磨の海 青い空とのコントラストよ
18
勝手かっての火を落としたら冷え出して記憶をたどり冬のよそお
21
ニットベスト 値引きセールぞ嬉しけれ 帰って吊った(袖あるやんけ…)
16
死ぬほど寝坊した今日は遠くから来た友人を迎えに行くのに
9
東京駅巨大迷路に化していた 行けど歩けど外に出られず
31
十字架ネックレスを(珍しく)忘れたけれども 大丈夫 神様は こころの中におわします
17
回転系アトラクションに乗りました視覚情報残ってません
15
おやすみと 言っても何も 返らずに 一人布団に 寝て過ごす夜
13
虚しさを 補うように 金稼ぎ 心の穴は 埋まりましたか?
12
俯瞰する毛氈苔モウセンゴケは食事中小さき虫の動きは止まず
22
話すこと 走り回って 遊ぶこと 許しませんか 管理社会は
4
人間を ベルトコンベアに 乗せといて 生まれて生きて 死んで捨てられ
4
チャップリン モダンタイムズ 作る時 管理社会の 怖さを指摘
5
管理者の 思いのままに 操れば それが地獄と 言われる社会
5
朝日射す ひかる白浜 びんの底 このまま後ろに 倒れられたら
11
ヨハネ見る 666の パスワード ネット時代は 管理の社会
3
まえをゆくひとにのろいといってたら うしろのひとにのろいといわれ
13
怖いこと 小学生が 一人ずつ ネットデビューか 大人の餌食
3
現実に 会って話を しましょうよ 忙しいけど 大切なこと
4
現実を 頭の中に 置き換えて クリック一つ タッチするだけ
4
便利だと 言ってるうちに 愛は冷え 欲望もまた デジタル時代
3
ちっぽけな善といえどもそれぞれが自分に課された義務だと思う
12
幸せになろうとばかり言うけれど生きてる限り立派に生きろ
11
パソコンも ネットも未だ 腹が立つ デジタル時代 好きになれんわ
5
鈍色の 波間を裂いて 漁船行く 鯨乗る釈迦 光背に浮く
13
肩にのる落ち葉吹雪のひとひらのささやきを聞く冬日の道に
35
直球のキャッチコピーが胸刺さる 一行にある知性と感性
37
熱々のミートパイにて 冬の朝 スーザンのパイが食べてみたいな>赤毛のアン。あれはチェリーパイ?
13