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早植えの田に吹く風を吸いこんで
鳶
(
とび
)
の鳴く空飛んでゆきたし
34
煽
(
おだ
)
てたり
励
(
はげ
)
ましたりの人生だ意味があるのか誰も知らない
21
群れ集う習いが常の水仙が道端ひとり風に吹かれて
23
鯛踊る大漁旗ははためいて母なる海の深さを知らず
19
まっしろなトルコキキョウをサイダーの空き瓶に挿す金曜の夜
16
夢如く 旅路の途中に 温もりを もたらすために 訪れし君
8
核と芯 それら得心 すら関心 五人に一人の 冒険者たち
7
アイデアは
捻
(
ひね
)
り出さなきゃ出てこない
捻
(
ねじ
)
れてぺろりソフトクリーム
17
温もりを 感謝を込めて 返したい 我を輝かせる セロトニンの君
13
春の宵 霞に浮かぶ 花いかだ 月影透きて 桜散りゆく
6
くしゃみごと春を棄てれば隙間から 逃げられぬほど夏が差し込む
41
願わくば 貴方の旅路の 一駅に 思い出の彼方 笑顔よぎれば
9
斬新の森へ踏み込む勇者たれ泡沫の世をおもしろく生き
19
憧れて 夢かの如く 選ばれて 私の自信が 儚く輝く
8
音もなく車窓に積もる霧雨に 私も埋もれる宛もない
夜
(
よ
)
に
22
あの時の 同期の気持ちが わからへん 歓迎会で 包丁一本… ♪
13
心地
好
(
よ
)
き宵の
温風
(
ぬるかぜ
)
頬を撫ぜ 北斗七星仰ぎ 家路へ
30
気が付けば 口ずさんでた 春の歌 庭を染め付け 春色の花
13
風光る 匂い爽やか 山青葉 目には見えねど 御魂洗われて 木漏れ日射し 笑みぞ溢れ
5
しば犬リク 歩くの嫌い 犬の世も 個性それぞれ どこも同じか
16
明るいな気持ちがいいな起きようかまだ寝てようか晩春の朝
18
窓あけて 夜を迎えて春眠す 朝の気配に二日酔いなく
8
真善美 求めし弓の道霞みパワハラに落つ花散る四月 / 弓友が職場の新上司
25
母の死を 知りても兄に 秘めたまま 蛍とともに 埋めた四歳「火垂るの墓」
10
薄明が 明るさを増し
囀
(
さえず
)
りは 遠く近くに
声音
(
こわね
)
を変えて
22
日残りて 黄昏迫る山里に 我が影伸びて夕陽に染まる
26
薄明に 姿見えねど 鳥の声 朝一番の 合唱団
13
「おはよ」とふ喜寿をむかへし妻の声に春風駘蕩のひびきただよふ
7
暗闇が 藍になりたる 日の出前 かけがえのない 独りの時間
16
お
神輿
(
みこし
)
は 担ぐものです 世の習い 強きに
諂
(
へつら
)
い 弱きを
挫
(
くじ
)
く
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