気遣って前リュックにするのは分かるけど どう見てもそりゃ変な格好
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酒飲むは日が暮れてからと決めている素晴らしきかな冬至の近きは
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愛されるばかりじゃつまらないよなあ欲が出るのよ人間だもの
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俺だって漫画みたいな恋したいパンをくわえて走り抜けたい
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北アルプスを望むアイゼン踏みしめて雪の晴れ間に道を作りて
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でかい猫ならつまり百獣の王 でかい犬はね でかい犬だね
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ギュッと抱くいつもの普通の我が子でも大事だよって教えてあげる
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新潟の 大好きな祖父 今は亡き けれども祖父の 言葉を感じ 『じーじ!私は元気だよ!』 茶柱一福
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おめでとう 亡き師の言葉 響く胸 心からの 激励なる 『亡き師の激励』 茶柱一福
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「あなたはね 自分にだけは 厳しくて」 振り返る背に 涙する影
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新東名 太平洋の 彼方見ゆ アルプス白く 長野の雪知る
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残念なことにお前は怪物で、まあでもいいかお前なんだし
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たそがれよ 夕暮れ時に 現れて 心惑わす 哀しき影かな
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夕暮れは 明日の予定に とられて できるを疑い 悲しくなれば
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晴れ渡る 空の任意で 初外出 横切る老婆 微笑みくれし 『祝!初外出!』 茶柱一福
6
辛いのは 誰も私に 理解無し それを解さず 君は笑顔で 『理解してくれない。』 茶柱一福
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辛くても 吐き出せない もどかしさ 病む心に 兆しは無し 『今の状況』 茶柱一福
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誰ひとり救えないような言葉ほど気持ちが良いよ安心するから
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この顔が身長スタイルファッションが そんなにダサいか?どうでもいいよ
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「尊敬をしている人は両親です」。そう言って人はナイフを振るう。
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選択肢を病んだ体に奪われて どんどんやれることが減ってく
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上を見た。倒れてしまいそうだから。雲ひとつない空に半月
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1ミリも 両親のこと好きじゃない 私はきらい 私のことが
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食卓と 居間と寝室 車にも 手の届くとこ 老眼鏡置き
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受験とか大学とかで人生が決まるの嫌よ私歌詠む
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どうしてもしっくりこない日はきっと一人分の 空白がある
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「それでもねあっという間よ」とおばあさん 彼女の瞳は昔を見ている
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母コート・母マフラーを拝借し 今日も代わりに買い出しにゆく
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道すがら「お疲れさま」とおばあさん子連れの我に優しく手を振る
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独身の娘に対し「まだいける」いったい何がいけるんですかね
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