長梅雨で スイカの苗が 溶けだした おっと間違い 九月一日
4
今もなお湿り気重い朝なれど 風の囁やく気配が少し
12
まほろばの相模の地にも襲いくる地震雷 ふるえるおやじ
18
「かぐや姫」検索したらこうせつと伊勢とパンダが笑っていたわ
11
久々に「ああ良く寝た」と起きる朝 外の雨さえ癒しと感じ
16
土砂崩し爪痕深き相模路に止み間の日ざしアゲハ舞いくる
19
気にかけてくれた人達を思い涙 私もできるやす子を応援
8
やどかりはいつも背中にささやかな宮殿を負い浦々を
14
次々と災害増えし日本国 愛で地球を救う胆力欲しや
15
叱ったらなぜか好かれたことがある上目遣いの父のない
16
何気ない会話のなかと何気ない仕草のなかに君の本当
15
かつて黒き黄金とめでられし胡椒なり肉の保存料ともなると知りたり
7
毎朝のラジオ体操きみとする目指すは共に健康寿命
17
古稀過ぎて健康に勝る宝無し思いはすれど実行伴わず
10
健康に良いと聞かされ青汁を試飲するきみは健康オタク
11
生涯をかけて貴女の時折の嬉しさになることだけを請う
11
ふたりだと珍事ばっかり起きるけど楽しかったね、ふたりだからね
12
一緒ならどんなぽかでも愛しくて笑い転げる秋雨あきさめの下
9
走っても追いつけない私の影 欲と理想を体現してる
11
まちなかで聞こえる小鳥のさえずりはあなたの街でも聞こえてるかな
10
落ちぶれた心と人生変わる事それは私の勇気かも知れぬ
21
あの人を好きな事など変わらない告げてどうなる?告げてならない
14
もう十年若かったなら人生の岐路に立ってもすぐ駆けただろう
19
もう今は24時間テレビだけ花火は音で記憶は遠のく
10
付き合って最初の花火握る手は転ばぬようにはぐれぬように
19
まだまだの二人は他のカップルと同行すれば共犯になる
7
まだ青き心に花火響く夜は貴方は隣にまだ居なかった
11
なんか嫌、八月中の新学期 九月一日が秋の始まり!
11
燃え尽きて出来ることなら穴ほってすぐ埋まりたい肥料になりたい
7
喜びや幸せを追い求むこと その心根が貧しさの元
6