がん転移生かされ六年難きにも歌詠み習う陽だまりの道 \ 小倉アナ旅立ちの日に
25
誕生日 祝ってくれる 人わずか ありがたきこと 感謝の祈り
7
管理する 人に鎖を つけないと 横暴となり 狼となる
4
辞めてゆく 人が絶えない 職場には 問題があり 策を講じず
3
金欲しさ 生活のため ある程度 我慢はするが 限界があり
3
はいはいと 聞いてるうちに 考える こともなくなり 手先となりて
4
あれをしろ これはするなと 言われても 限度があると ほんとは思う
4
老いぼれた 教員ぐらい 面倒な ものはいないと 今更思う
5
正義とか プライドだとか 人知れず 涙を流す ことも知らずに
3
狼は 人に噛みつき 恐れられ 犠牲となった 人累々と
3
狼と ウサギを同じ 檻に入れ 赤い涙目 泣いているよね
3
雪深し 雪かき終えし身体から 汗が噴き出し 立ちのぼる湯気 
19
たわわなり、実のりて柿の紅くして 寒き外より、孫帰る頬。
9
名月や、庭の小池の、鯉の背を 照らし落葉も、泳ぐ秋の夜。
9
土の中 空夢見ては なけずいる ヒトヨノユメに 空知らぬ雨
8
真夜中の コインランドリー 一輪の 花さえあれば。明日も仕事だ。
7
もう別に、全部どうでもよくなって。朝に蜘蛛つぶし、夜、爪を切る。
6
また僕は救われたのか君が書く三十一の言葉によって
11
せいしつも きょうぐうさえも ちがいなく おなじうたよむ (as) 心理療法
12
ゆたんぽは まえより平ら 発熱も すこしやわらか 時間も保って
17
人生も針仕事とは似たりけり一目一目が出来栄えとなる
11
さようなら笑顔で手をふる さようならほんとの気持ちは告げないままに
10
終電の過ぎし街の片すみを バンドワゴンは走りはじめる
8
新梅田地下街の店一人呑む何ともなしの日々も受け止め
12
炊きたてのご飯の湯気を浴びること それが一番お肌にいいよ
7
そろそろかもうそろそろかと思い込む彼女の告白待って一年
7
生け垣に積もる雪にも寒椿花びらがもうほころびたりて
8
青春のテトラポットが無い海辺打ち上げられたハングルの文字
22
年の瀬に仕事で埋まる彼氏とはデートもできず涙出てくる
7
初詣二人で行くか何となく家族も一緒に行くかと思い
4