昼過ぎにミモザの花をリビングへ  素敵な春を連れておいでよ
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散り落ちたばらの花びらをあつめてもばらにはならない 破かれたチュチュ
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過ぎ行くは季節も時もあっけなくされどたしかな轍を描く
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息を吸い灰を捨てよう晴れた日に 座っていれば迷子にならない
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自己肯定こうてい 暗示する歌詞 聴くだけで その曲に救われた 若き
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決まったよ義姉あねを託する「後見人」安心の側に寄せくる淋しさ
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ちま猫ちゃん がっつきすぎて けろるのよ だれもとらない ゆっくりたべな
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よなか夜中ケロ ねこは おなかがすいちゃって おかあちゃんも まきぞえ・ねぶそく
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1.5いってんご(点)ラストスパートは 薄皮や あんこを選び バターを挟み>パンまつりコンプ!🙌
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かふんしょー くしゃみ音 ねこの すとれすよ はんかちあててくれたら うれちい
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いつまでもママの人形ではないの吠えるスーツと赤い口紅
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気づかないふりをしてたら蕾が開いてすべて許された朝
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笑うのも泣くのも疲れたパトラッシュせめて寄り添い君と眠りたい
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自分には「そんなことより」が多すぎる そんなことより就職どうなの?
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着かずとも断ち切られても西側を向いてればいいそれだけでいい
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漫然と時を過ごせば甚大な損失を生むもう手遅れだ
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日が変わる前に帰れてあたしたち偉いね、次はもう無いからね
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本当は気になってはいた洗面器 磨いて疲れて気が済んで
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今までは 支えらてはいなかった 甘えてただけ。 蓮花の如く/ 花髑髏
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君と釣り合えるようにと 繕った てんびん座ゆえ ひたむきな恋
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いつからか禿気にならず年の功雨は困るな雫流れる
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ついにきた!かゆくてダルい花粉症 ならないことが自慢だったが
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ようやっと 形見のクッションねどこ 洗濯す 沈む心と 晴れた青空
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土手沿いに 白い満開 雪柳ユキヤナギ 細い枝 春風にそよいで
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夏日だと ちょっと訊くけど 3月に こんな気温で いいんでしょうか
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絵葉書の中にしかないふるさとを土産として売るサービスエリア
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しょうもない日常短歌にして詠めば少し笑える気がするんです
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あとに来る筋肉痛とおんなじで今更つらい消えろ思い出
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味がない。 酒も料理も色なくし 時計だけみる これが「同伴」
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麻薬打ち異常な意思を貫いた そのアドルフに市民は額づき
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