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はいと嘘ついた頭痛とほろ熱で自分くらいは救ったつもり
9
刺されたか刺されてないか仮想の蚊? それでもどこかが かゆい気がする
21
白い餅 母の手のなか 熱すぎて 持てぬまま冷め 婆さんは骨になりました
3
ピンク帽 あの日の君は 彼方へと この地の果てに 眠っているのか
3
瀬戸内の 伯方眺めて 微睡みし 君の横顔 今もまなうら
11
じめとして湿度がふさぐ皮膚呼吸 なまあたたかい 風がヒュードロ
16
この先も晴れの猛暑が続くとや 梅雨は
何処
(
いずこ
)
の水無月半ば
23
夕暮れの微睡みの君に
抱
(
いだ
)
かれて死ぬか生きるかの瀬戸際にいる
7
後光射すような汗染みおひるねのシーツはいつもやさしい香り
16
筋トレに励んで全身筋肉痛反省しながらただ横になる
12
猫と
吾
(
われ
)
旅から帰るご主人を忠犬ふうに玄関で待つ
28
君の名を漢字に変えて送信す。それが愛だと知ってほしくて。
7
迷い気にかつてのわたしそこにいて声かけようか遭遇の角 / 遭遇の角
12
交流戦初優勝は遠のいて 風呂場の椅子を洗っています
10
暑かろう、汚れ防止のマナーウェア そ知らぬ顔の愛犬に問い
19
乾涸びた
蚯蚓
(
ミミズ
)
を憐れむ間も置かず アスファルトを縫い這い寄る真夏
6
「別にもう どうでも良いけど」口をつく その度 傷付く嘘だと知ってる
6
優しさに応えられない苦しみが 喉につかえて窒息しそうで
9
梔子
(
クチナシ
)
の香を乗せ 夏の香を乗せて 君の頬と髪を撫でる風
23
希望にも似た温もりと明るさと夕風の街夏至近づいて
43
帰り道 号泣しては 座り込む ちいかわカレーに 救われる夜
16
トラックボールマウスしか食わない獣 エンゲル係数バチ高過ぎる!
4
病院の冷たく光る薄暗き廊下を見つむる五歳の瞳
19
宵闇の とはいったものの ・・・・・ 何も浮かばず 夜も白ける
5
弟と「硝子の少年」デュエットよ 家族団らんは食事とカラオケ
20
明日こそ一矢報いる 憂鬱の雲を纏って正義を倒す
11
病室に持ち込んだきりのパズルとか塗り絵も 今頃出来てるかしら
9
煮立つ湯に青菜を入れるつかの間にあなたを想う時間旅行
11
アクセルを踏み込み登る坂道を自転車で行く中学生徒
26
雨の日に窓をくまなく閉めていく晴れは死んだよ喪に服そうよ
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