あおい芽を のこしにんじん みずさいばい するする三寸︵20センチ︶ いのちのかがやき
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キャッシュレス デビューはおそい 七十路 おさつポッケに ゆうちょのデビット︵カード︶
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じゅうねんの ぶらんくこえて 竹馬友 さてさて断酒 守れるだろか \お互い七十路突入記念
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雨上がり 青空映す 水たまり その上を跳ぶ 赤い長靴
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気の早い 勝手に起動 エアコンは RAF D 修理はやすみ
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画面越しのモデルたちはみな 持ち前の美の扇子振りかざし 私をいたぶる
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きみたちは罪に問われない あたらしい星座のひとつを死と名づけても
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三月に吟味し買った春物の 上着を着る間もないままに今日 /暑いですね
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石楠花シャクナゲがぱらりぱらんと落ちた日に今年はじめて半袖を着る
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背伸びしておいしいふりした レジ前で「同じものを」としか言えなくて
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今さらに知った私も気象病? 昨日の不調はスッと消えて
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ズッキーニ ツナ缶油で炒めたり ポン酢を垂らし 初夏の味わい
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植物がこときれるその瞬間に 気付く誰かは いるのだろうか
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寝息の獣臭でさえも好きで好きで こんなにもあなたのことが
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リビドーはもういいからさ抱きしめて肯定してよこの間違いを
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つるバラが花盛りなり角の家赤や黄の花陽に照らされて
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今日こんにちも思い出運ぶよ観覧車 喜怒哀楽とか関係なく
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嘘ではない 甘えて弱くて華奢な夜財布のような男と歩く
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花である呪いを捨てて私たち 泥水に浸かる何処へでも行ける
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クッキーを食べるたび口の端汚す 三十路なんてさこんなもんだよ
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風気たりて 血生かしたる 薫風よ 癒したまいて はよ風邪治れや
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遠くより耕運機る音届き梅雨の前ぶれ嗅ぎに出かける
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陽と風を浴びながら 寝そべる猫を 網戸越し見守りて 物干し
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父祖の地に奥津城の角アジサイが芽吹いていると姪からの知らせ
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きみと空を歩き続ける夢を見て目覚めると髪が風になってた
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のんびりも 早起きとおなじ 三文のトクであるとな のんびり行こう
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この子ならわかってくれるかも知れぬ誰にも言わぬ我の決意を
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パジャマの上 起きてみたらば 脱いでるわ タンクトップいっちょで寝よか(湿度高い)
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ニャンプロ🐱🐱は あそびか ケンカか みわけてね レフリーすとっぷ ひつようなときも
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私には虫歯があるがこの虫歯 私が死ねば 雲散霧消
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