近代的自我などといふ虚構にも傘のごとくに天皇制は
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日に添えて葉っぱも木陰も空気まで濃くなっていく桜並木よ
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雨の日は子どもウキウキママ憂鬱濡れたい君との攻防戦
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霧雨に月下美人の花開く薄明かりの中に香り漂ふ 
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傘さして家に帰ったはずなのに子どもびしょびしょお風呂にはいろ
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去り際がドラマチックじゃなさすぎて もう会えないとは思えなかった
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幾千の針も隙間なく刺しゆけばまるくならむと笑むきみと生く
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狼の遠吠え響く我が身体今すぐそこへ駆けてゆきたし
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気が早く 今年の漢字 「米」ですか? 残り半年 「災」無き様…🙏
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「雨ですね」で始まる会話 同僚と 世間話と 片手にココア
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勝俣を半ズボンにした立役者 シザーマンだとか呼ばれていたな
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御手元のブルーアーカイブのように 身体透き通る栄養剤を
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ご飯かお風呂かそれとも私 沈黙で開けるHUNTERへの道
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父の日の灰皿求めニトリにもカインズにもなくオートバックスに在り
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長年の内線表の謎わかる「人魚」と書いて「ひとな」と読むらし
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空白く 我が周りに 纏わりし 湿り気感ず 梅雨入り前に
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夕飯時路地をふわふわ横切るは幸せはこぶ煮魚の群れ
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遠い日に互いを映し聴いていたブレンダ・リーのこの世果てまで
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あめのひは やるきがでない ねこもおなじ おひさまたりない ただただねむい
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この頃はここ古米とこめの鳴く こけこけっこうのにわとりと競う
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またひとつ貴方のことを知れたのに。これは何人知ってるのでしょう
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結論は出てはいるのだ分かってる 必要ないがApple Storeに
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梅雨寒に一枚羽織る昼休み ビデオが終わりふと目を醒ます
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珈琲を買ってるあいだ自転車に積もる六月の紫外線は
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日に焼けた坊っちゃんがあるわたくしのお家ひっそりGoogleマップ
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蝶々が車内を優雅におよいでる誰が乗せたの最終のバス
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ゆっくりとボタンを外す手のように朝は始まる涙の夜とて
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雨だから本が読みたいそんな日に 目をやればあまがえるがそこに
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新緑と 爽やかな風 快晴の 青空見上げ 深呼吸する
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寿命ですおはようも無くテレビ逝くエア炊ビデオ追うかのように
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