校庭の 花壇に咲きし向日葵の 下向く姿夏が過ぎ行く 
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午前四時四十一分の白い空共に見上げる人が欲しくて
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何気なくつぶやいてみた一言にかすかに笑った?遠くの三日月
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エアコンに役目奪われ風鈴はうなだれ見入る涼し朝顔
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深夜四時四十四分 私と交代しましょう そうしましょう
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ぼくちん カッコつけてはいないよねって 言ってるってのを 言ってる
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甲子園 延長戦に さしかかり 仕事の合間 手に汗握る
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あさってもやなさってもそのあとも生きてる事がほんと解せない
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『死にたいねぇ』胸の小人がしょんぼりと『生きてて悪いね』図太くすまん
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好き過ぎて「猫が近い」と感じ取る猫の逃げ足我より早い
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偶然てあるものだねえばったりと猫の銀次と夢の再会
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もし我に予知能力があったなら金より先ずは災いだろう
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人生のエンドロールのクレジットきっと5秒で終わってしまう
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「ほんのり」は幼少期を京都で過ごし、「はんなり」とかが親戚らしい。
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すぐそこにテキパキ働く君がいる 今なら話せる でも忙しいかな?
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あなたは彼方 腹のなか 穴の空いた 身体のかけら
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セメントと一緒に樽に詰められて君に一生想われていたい
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実家には古いパソコンまだありて十月以降が心配の種(Windows10サポート終了間近)
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やさしさの 残高ゼロで 立ち尽くす かなしさ積んで 赤字のこころ
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きみならと苦手な遊びの誘いでも  コンマ一秒文字を入力
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もし君に「可愛いね」って伝えたら ふたりの未来は変わるのかな
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愛があるみたいな顔で抱き合ってこんな大人になってしまった
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半券をノートに貼ればあの日観た舞台は記憶の標本となり
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いつからか 夕焼け色の 短さに 夏の終わりを 一人寂しむ
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思い出の なかに息づく 切なさを  言葉にできず 心ふるえる
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アンタレス見えた気がする 紅い星 あれが私の輝ける星(ねこ母、さそり座の女)
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初物のカボチャを抱え夫へ請ういつも通りの半切作業
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カップルが 2人並んで 歩く間を 突っ切るあたし ハハハ…虚しい
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心地よく 体を揺らす ひとときが 叶わざりて 過ぎ去りし日
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もう嫌だ何もできないしたくない全てを酒に混ぜこんで呑む
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