秋の日は 空気がどうして 澄んでいる 人の心は 濁りゆくのに
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崖橋崖がけはしがけ 橋の上に 我たたずむ 水面みなもは鏡 心を映す
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風の中ゆらゆら揺れる木の隣誇らしそうに電柱が立つ
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泣きながら早く迎えに来てと言う 迎えに行けば帰らぬあなた
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適当で勝手な人の評価など取るに足らぬと強がる心
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やることをやってだめなら元々、と 割り切ることで進む毎日
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自分へのケジメ一つで変わる空 苦き過ち飲み干して行く
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ミツバチがホバリングする向こう側生い茂る青迫りくる夏
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街角で 忍び続ける 銀杏イチョウの木 雨風暑さ ひとりぼっちも
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ネガティブにならないならない 言い聞かせ 束の間 グイン・サーガの世界へ
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先生へ 天の国にて いまもなほ 執筆なされているのでしょうか>早く続き読みたいです。栗本薫先生へ(本日命日)
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5キロ2千円 これじゃ農奴に逆戻り イケメン大臣は都市民の 幇間たいこもち
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米高値 農家の立場を思うなら 逆転悲願叶うときやも
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ママがいい まとう期間はわずかだと 知りつつもなお 朝は忙し
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「AIに感情ない」と感情を込めて月曜朝から父は
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石段をのぼれば青き由比ヶ浜夏待ち顔のきみとまたゆく
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筆跡はいまいちだつたおもひでの御朱印帳の行方を捜す
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緑濃き山道はるか長谷寺の契りをかはすまゑの紫陽花
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手を離し走り出す子の後を追う 自由の風を感じながらも
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母になり子供時代を思い出す 草の匂いや雨のときめき
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大吉日 郵便局までお散歩に行くかと 母への菓子を詰め詰め
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返信なのに 伊東を伊藤と書いて返してくる彼に希望を
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アジサイに「おっきなあたまついてるね」とらわれぬこと教える二歳
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トンネルの淀む空気を吹き飛ばす四分おきの丸の内線
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雨雲よ 早く来い来い こちらの方へ おニューの 傘で受け止めるから
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真っ当なこと諭すよりウソだろとびっくりされるばあばでいたい
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長年の誤解が解けて肩寄せた 私に君は「高いよ」と言う
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夢の中 想ふ君の顔 霞みゆく 明日は望まぬ うつつのままで
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在りし日の 沢登りの休憩にむ 新潟米のおむすびの味
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永遠のいのちの対価ぼくたちの食費をきみの電池代として
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