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せんせいに楽しく数学を教わったあの感情でこれからも生きる
8
私はもう君とは二度と会えなくて君のアカウントは無期限停止
8
「死」のほうが別れがつらいのわかってるでももう会わないなら死とおなじじゃん
9
別れなど知らぬと気持ちで桜咲く美しいけど恨めしき春
7
いなくなり「
永遠
(
とわ
)
」だと思ってたことを知る別れってのは案外残酷
8
考えは生活に宿りうごくもの早寝早起きで私も変わる
11
お別れの苦痛に見合う…かもしれない出会いがきたけど割り切れない春
11
眼圧が 上がれば手術 すると言う 当然にして 残酷な医師
4
眼科医が 覗くレンズの 先にある 老いた患者と 老いたるお医者
4
花吹雪浴びて門出の破顔かな ちひさき宝は真白きページ
16
金をくれ 物を欲しいと 願う君 結局そこに 愛はあるんか
2
優しさに 憂いが潜み 慈悲にまた 悲しみに似た 感情宿す
3
ウグイスが 笑い笑われ また笑う うららかな春でございますね
9
いつだって 答えはいつも 無限少数 さみしいキモチは さみしいままに
10
海月
(
うみつき
)
と書いて
海月
(
くらげ
)
と読むような月ぼんやりと春の霞に
57
花咲くも氷見の日暮れは風冷えて 指の骨まで腋に包みつ
16
無作法なスプレー缶が撒き散らす愛で錆びゆく真白い門
3
猜疑と嫉妬で彩られし暴走特急 破滅駅の手前でひとり降り
4
もう二度と会わないだろうなって人と別れるとき見たドクターイエロー
9
昨日より咲いてる桜散る桜遅かれ早かれ人の世もかな
10
人生に不要な諧謔を排した静謐で恩寵のような歌をうたう
5
遠くからカスハラ響く声呆れ 顔見てみたら身内で二度見
8
100円を拾おうと手を伸ばす先 ゴミを認めて拾う屈辱
7
余白って優しいようで残酷だ 「
間
(
ま
)
」に宿る「美」より 介錯求む
6
またひとつ めぐる季節は数えねど 猫の
齢
(
よわひ
)
に過ぐ時を知る
15
午後五時を
報
(
しら
)
せる 「浜千鳥」の鐘 暮れ
泥
(
なず
)
む町に 卯月の風
20
青い風吹いて僕らの世界には君が加わるハルという名の
10
白と黒 ハッキリさせれば させるほど 広がって行く 灰色の世界
7
月命日墓参りするお釈迦様誕生日そこに甘茶
14
読んでるか捨てられてるかも分からないでもファンレターしか手段がなくて
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