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うっかりと落としてしまったシュークリームみたいにとける夏の猫たち
44
まず一に左右対称であること その二に僕を忘れないこと
8
敷きっぱの万年布団天日干ししたわけじゃない
温
(
ぬく
)
くふかふか/
39.5
度
23
見上げれば はかなき雲も 日に消えて 昇る陽炎 揺るる昼過ぎ
19
1
から
10
全部説明してもらえると思ってるの?親でもないのに?
6
できもしない三点倒立アスファルト 放射熱傷を埋めはしないか
8
暑き日にゆふだちの雲待ち侘びる花壇の花は悩ましきかな
24
墨を擦り五枚の短冊したためる祈りをこめて月は澄みけり
24
ギフテッドとまで言った猫母よ 鐘一つでも傷つくなかれ(そもそも出られるの?)
17
この時局船頭の腕試される 不慣れな者に舵は渡せぬ
21
足早に「サラダ記念日」「七夕」は
忙
(
せわ
)
しく過ぎる「
質屋
(
しちや
)
(七・八)の日」へと
15
炎天と言う字のごとく炙られて白く燃え立ち霞む風景
21
寝ては覚め、無心変わらず日々は過ぎ 我に返りて見た夏の青
10
待ちわびた話の切れ間に差し出したおのが話題は彼方に蹴られ
16
ねこたちは ひとつまくらに
み
(
身
)
をよせあい きたるおおあめ そなえたるべし
20
選挙はねよく考えて一票を海の向こうを見てそう思う
11
いつまでもヌルくならない珈琲を左手に持ち啜っています
24
もう君の 片隅にすら 居ないでしょう? そう、はじめから なにもなかった
12
手すりにはオブジェと化した忘れ物 何も弾かず誰も守らず
7
ああ言えばよかった 蓮の花は咲き 葉には蛙が 少しく沈む
5
沸騰をさせちゃいけない 味噌汁と君への恋が熱くなってる
15
今から君が告げるのは別れでしょ 震える心を抑えて聞くわ
14
三歳の頃のわが子を抱き上げた 淡き
微睡
(
まどろみ
)
夢の手触り
18
我、刻限 待たずとしては 「田で蟇」 「甍に水」 「遅参しては蝉」
4
かけひきをしてみたいなんて思っても 結局できない ただ君が好き
12
目を閉じて深呼吸して沈んでは 離れられない重さを知るの
8
たそがれに消えぬ温もり抱きしめて 月に吠える恋の負け犬
10
この先は 一人の道に 思えども
侍
(
さぶら
)
ふ貴方に
候
(
さぶら
)
ふ我も
7
ざわざわと さんざめいている 葉の影が 濃くなるほどに 額が濡れる
7
1Kを引き裂く朝日が玄関のサンダルまで伸び別れを促す
9
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