かさぶたを砕いてできた塩コショウ  火事場泥棒に懇々と積もる
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夏らしい ことをする気も なくなって しまうくらいに 暑すぎる夏
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死ぬときは 足元ふわりと浮くくらい 身軽でいたい さよなら地球
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陽に当たれ眠れ食え飲め毛繕えわたしは嫌いな湯船?も浸かれ
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蝉の声今年は遠い果樹畑消えてしまえば止まる木もなく
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もう少しゆっくり喋ってくれますか わたしの恋が満ちてくように
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朝が来るまでは自由に夢えがく誰も知らないわたしの心
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無駄をして生きていこうねこれからもえび天とかのしっぽも食べて
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よりみちをした先で買うサイダーを飲み干すような夏をしようね
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仕事せず 毎日おまえノロう日々 今がホントの愚図だよ、キライ /が本音
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お祭りじゃくじ引きばかりやったなぁ 今は競馬とパチンコ三昧
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人生の 寄り道なんているのかな? 笑い話になる日来るなら
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きみの目が吊り目だったら慈しまれているとは間違わなかった?
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右に赤、左に青をしたがえて優しく冷たい光の鏡
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むかし好きだったヒーローマスクのさ、赤をこれからつけてみていい?
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もう二度と行くこと叶わぬかの山の中腹辺りコマクサ平
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梅シロップ ソーダを作りて ひと息す 手強い夏に 負けないように
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その恋は 鎖じゃなくて風船です あなたが高く高く飛ぶための
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おちこんで がおちんこで にみえたから わたしまだまだ 生きてけるみたい。
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なにもかも周回おくれのわたしですが 野にさく花がこんなにきれいで
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人生は更新されるよ死ぬまではそのことをまだ嬉しく思う
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ひとり言つぶやきき眠る言の葉の世界に入りしわが子を撫でる /吾子二歳
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蛹から 羽ばたく夢みて もがく今 やがて孵れば 僕は蝶
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ありふれた言葉が今日はいままでと違ってひびく年をとること
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溜り席 いつも見かける おなじみさん 金持ちなんだ そして暇人?
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人見知りなんですと言う飼い主の 足元でシャイな犬がチラ見え
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飼い主の腕に抱かれて帰路につく 笑った犬の顔が好きだな
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汗かいて頭が茹だり帰宅して冷やした麦茶のがぶ飲みをする
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息苦しほどの静けき夏空にただ粛々と峰雲の湧く
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色褪せた箪笥のシールはいたずらな吾子が貼った日だからそのまま
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