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腹すかせ弁当見るのが楽しみで 朝のキッチン避けて出かける
13
助かるがお湯を少し流し過ぎ 言えばやらない言えないもどかしさよ
4
ぶつかった 反抗期から 十年 貴女の親は 子ガチャ当たり
4
あいつにも君にも無いものを持っている僕は君より違いすぎたか
2
愛想よく料理も美味いそれなのに離婚するのは何かあったさ
8
理屈は良い。語彙力もある。惜しいのは弁護士資格が無いことかしら
4
家電
(
いえでん
)
する 彼が必ず 出てくれる やだなぁちょっと 脈アリなんじゃない?
2
「また明日」手を振る君の小指から糖度
12
の夏が溶け出す
10
朝日浴び通学している子供たち アチラコチラで
父
(
ちち
)
・
母
(
はは
)
手を振る
2
初恋が私だったキミ 初恋があなただったワタシ キミの気持ち良く分かるよ
1
妬
(
ねた
)
むより
他人
(
ひと
)
のしあわせ喜べる そういう人に俺はなりたい
7
日めくりの
暦
(
こよみ
)
の先にハート描く 電話ひとつで破いて捨てる
2
思いつきスマホ取り出しメモをする 急いでいるので
5時
(
誤字
)
バカ理
(
ばかり
)
になる
3
なんとなく行きたくなったらキップ買い 行けてしまうのが大学生か
4
喫茶にてクリームソーダを飲んでいる 溶けゆくアイスに急かされ喉へ
2
墓地山に何故群れ集う一面に風に波打つ水仙黄色
5
炎上のツイ見て学ぶ疎外論 人は理解の中で生きてる
3
得意気に指摘したのに勘違い 慌てふためき火消しに奔る
4
燕
(
つばくらめ
)
渡りて心 軒にあり 渡りて遠く我はいづこへ
5
手の平も壊れた蝶は治せない命儚く烏が渡る(夢)
2
分かたれた切り身をそっと箸トング皿で合体どうせ崩すし
6
崩れそな切身をそっと裏返す箸とヘラ持ち息をひそめて
6
ポケットに一冬越した手袋と昨日貰った味噌まんじゅうが
7
朝日浴び朝顔たちが騒ぎだす 蝉に負けるな 夕萎むとも
4
優しさで包んであげて今日ぐらい 忙しいのは分かりますけど
4
春先のくすぶっている鼻風邪と動き出さない俺は同罪
2
譲られて辞退した爺空いた席に突進してる素直になれよ
8
野暮天は嫌われるから 暗示して 伝わらず 足す ※これは愛です
8
ふとすると かいた恥ばかり 思いだす ささやくように ほーれほれと
7
胸の中君が占めてる割合は黄金比率のビール位だよ
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