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善人を無個性、不気味と
嘲笑
(
わら
)
う者 世を照らす光知らぬ愚者よ
11
ご酒杯は 塩焼き山女魚 渓風と 恵みの山へ捧げる月夜
22
十五夜の 渓の間へ見ゆ 仄白き 桜愛でては 仰ぎ見るかな
23
正義とは承認と快楽のため? 違う 心と居場所守るため
9
酒飲めば焚火と揺れる恋心瀬音に風の癒す渓かな
20
月の灯の 仄かに蒼き 渓に座し 焚火と酒が心地良きかな
23
休み前 夜更かししたり 休みの日 昼まで寝るは できなくなった
9
草餅に言い寄られをり桜餅ほのかに香るケースの隅で
16
創作に夢見た平和砕け散り 残忍許す荒野と化して
10
異国語で 聞いた嵐の 訪れに おびえる腹のわが子をさする「ターミネーター」
17
締め切りの迫る詠草打ち込む夜「進歩がないね」亡師の声を聞く
23
「ぼんじりが美味しいですね」 告白か?告白なのか?告白なのか?
11
満足に介護もさせてくれなかったね きみの愛だと きっと愛だと
10
昨日、今日、吾を弄ぶアイパッド
外国
(
とつくに
)
に原稿用紙は通用せぬか
17
誰よりも優しいきみ 私たちが疲れる前に駆けて行ったの
6
創作の世界も露悪・暴力を称えて 愛と正義を
嘲
(
あざけ
)
る
8
地震来て避難袋の確認で
充電ケーブル古き
(
ライトニング端子のやつ
)
に気付く
10
ご理解をお偉い人ら望んだって私らご理解しんよ出来んよ
14
俯瞰せし己は如何に戦ふや突き動かしたる想ひの先に
18
避難所の負力を 癒しに来た方へ
(
小倉山 峰の紅葉ば 心あらば
)
今ひとたびの みゆき待たなむ/026/100/ 貞信公/みゆきは天皇が外出すること
11
春陽射す 日溜まり坐して まどろみて 青葉茂れる 目に沁みる
7
庭で摘むミツバ、ぎょうじゃ菜持ち帰る姉の暮らしの豊かな春よ
28
半袖に一枚羽織ってちょうどいい 空気に混じる湿り気と青
10
水芭蕉、ツツジ、辛夷も咲きそろい春の野山に色戻りくる
29
オホーツクに遅すぎる春おとずれて桜開花し花々咲き継ぐ
28
万博が 終わり半年 懐かしむ さっと未来へ 踏み出したいな
7
予定あり その日に限り 雨多し 予定崩壊 家でゴロゴロ
7
価値観の尊重ささやき尊べど 悲憤の声は蔑まれがち
8
他人
(
ひと
)
のこと 構いすぎだと 置くスマホ 自分の時間 緩慢に過ぎる
6
春遍路 白陽浴びし 野辺の花 旅人ひとり みどりの奥ヘ
6
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