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行間に滴る想い掬い取り 呑み干すようにページを捲る
10
空模様雲の厚さに比例して気分も変わる天気につられて
6
梅雨空の 穏やかなりし 雨音が ほんのひととき 母娘を癒す
5
いつだって微笑んでいるうしろから過去をひきずる音だけがする
5
膝の上眠れる猫を放りかねてただひたすらにトイレ我慢す
5
燃えつきて灰になるまで見まもりぬわかれし人の文を焼きつつ
8
お気に入りマグカップだけ 先に洗う 白猫 うちの守り神なり
5
早逝の 音楽教師 おもいだす 表現めざすも 教師はふむき
8
もう僕は旅に戻るよありがとうまた出逢えるよ生きていればね
8
不器用を笑うあなたがいなくなり私は料理が上手になった
22
運命ねどの世界線選んでも貴方の隣に私はいない
6
会い飲みで、愚痴の吐き合い、慰め合い、みんな我慢をしていた、コロナ禍
4
「あと五ミリほしかった」愚痴母に言う「その設定で産んだのよ」 へえ
19
猫舌の 限度のHOTを 楽しむよ 朝のカフェオレ ほとんどミルク
4
真夜中に 母の寝息を また目視 あぁそこにいる ちゃんと生きてる
6
漂うは(
w
)のみならずダンディズムさいおんさんも坂田利夫も
10
雨音に、鳥の鳴く声重なって、静けさを裂く、今朝の我が庭
6
吐きすぎて、変な所に力が入り、 二日酔いより、痛む脇腹
1
夏の汗 曇天に咲く 教会 涼しげに響く パイプオルガン
4
娘の彼氏の言葉より、エコー写真で、うれしさ無限大♾の初孫と授かり婚報告👍😂
5
あのころのわたしが背後から迫りなにかを言うが聞きとれなくて
6
青燃ゆる 命短し 我々は 今この
瞬間
(
とき
)
を 駆け抜けてゆく
4
君がさす薄紫を
2
階から 見えなくなるまで追った補習中
2
ベタ海を灼く朝焼けはギリシアの女神のように絵に嫉妬する
3
無敵にはならなくていいぐっすりと眠れるならばそれだけでいい
12
かみさまが 授けた心と体さえ 扱い切れずにもてあます夜
11
ひさびさに 母が隣で寝息立て これが実家の あるべき風景
(
すがた
)
8
青年が セロを背負って 渡ってく 横断歩道に 影長く伸び
15
平熱でいてくれないか私には計り知れない君の熱量
10
自力では下げられなくて熱帯夜 三十七度の自主規制線
8
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