夏すぎて腹気にしても白つやのごはん食べたし甘々のやつ
3
ひと夏をこえて琥珀に熟したる辣韮そへてゆたけき夕餉
0
17.5 秒のもだに怯え果て背を向けた陽はあまりにも黒
1
‪無駄遣いじゃなく楽しい贅沢よこころうるおすコーヒーを買う‬
0
ドラえもん宇宙できみとランデヴーさせて?道具はなしでいいから
0
星一つ一つ一つ制圧し囲碁はいつも戦編自在
0
刃の音 聞くがごとき 君の声響く心に血赤く咲くなり
0
真夜中に降る雨に似て滴りてしたたりて熱く静かに 文字は流れぬ
0
私たち特別だって知っている 季節限定イチゴのケーキ
1
いつだってあなたのクマを見ているの 夜更けに響く銃声たち
0
季節など知らないあの子に伝えて あなたはいつも真ん中にいた
0
‪雨に濡れ汚れた顔を素敵だと包むひとこそ運命のひと‬
0
‪ぽふぽふとすっぴんパウダー乗せまくる何もつけないのは「素顔」だし‬
0
週末の午後の一時甘茶入れ 釈迦仏にかけ顔輝けり
0
玉くしげふたたび逢はぬひとゆゑに長き夜すがらいねがてにして
0
迷いなき筆先はメスの鋭さで白いはだえに青い血を引きつ
0
すれ違いざまにあなたの香りする しばらくじっとそこにたたずむ
0
しなやかに投げ出したる脚ぱたぱたと黄昏の心に飛び込む準備
3
聞いてもないアドバイスどうもありがとう 私の世界にお前は居ない
0
上見れば夏の光と秋の木々 せめぎ合う時期二百十日よ
0
配達中 臆病風に攫われて読まれることのないラブレター
1
有名になりたかったの 私のクを誰も知らずネオンに消える
0
運命が私にしねと囁いた 人の残り香煙草の煙
1
白魚になりたくてただ揺蕩う 呼吸なんて知らなかった
0
お互いに嫌いになれて嬉しいだなんてとうとう狂っちまった
1
流れ行く車窓の景色を眺めつつ誰かの人生なぞる午後4
1
対面の君の手がふと触れるとき ひゅっと飲み込む息ののどごし
1
宇宙人だって人です人として仲良くしたらきっと会えます
0
‪見世物にしたいがために探すなら宇宙人には会えないでしょう‬
0
‪かすかなる桜の裏の花守るひとつ星こそあはれなりけれ‬
0