オコゼ  フォロー 0 フォロワー 0 投稿数 110

ガラホは去った、いいねが推せるようになり こころがすこし益えた気がする

人波の引く速さにも 横顔の 二日の月は、静かに在りぬ 

夜の浜に花火はあがる 萩の街。橋本川は、魚跳ねるなり 

彩色のびぃ玉 爆ぜて尽きにけり。夜の隙間に浮かぶ三日月 

青信号、人は渡らず 橋の前。空の蒔絵に立ち留りける   

びーだまのどーんと爆ぜて一輪の、光散るかな。浦町の夜 

ラムネ瓶 底に積もったこの街の、入り口の空 赤いびぃ玉 

刷りたての求人票の温もりも、冷めやすいかな。夏の職安 

どこへ出ても、恥ずかしいのでどこへでも走ってゆける、訪ねてゆける 

生け垣と防砂ネットの閒にも空はありけり。雨のそほ降る 

寄りて見る痛々しさは、鬼罌粟の絳絳あかあかしきにセメントの降る 

あきらかに翻りける葛の葉の、白妙にふく 丘の朝風 

走る影。一等長く、伸びる朝。猫バスみたい ワンマン電車 

艶やかな、つつじが落ちて、やってきた。ガタンゴトンは今朝も朱あけ 

潮引きぬ。朱き肌えの岩原に、海のスコアを、辿り歩けば…… 

傘さして歩いて、とじて濡れてない。あの雨音はかさにふるかや 

子の言葉 聞けぬ親の子 教員に履き潰された、白い靴下 

学校のための犠牲だ。一人や二人。所詮他所の子。なに大げさに 

聞き飽きた鳥の声だね、僕たちは。渡っていこう 風のくさはら 

聞き飽きた鳥を肴に、呑んだくれ。猫と戯れ、まどろんでいく 

思考力 下駄箱のなかいれたまま。心の銹た、子等の旅立ち 

校長は、地域のための学校と言いつづけている。子供らでなく 

お利口な子は使い棄て そんなもん、カイロだからね。春はあげない 

市立中 便利な児童 教員の手のひらの中 酸化していく 

公立の小中の子の優しさは 先生の手を温めていた 

よる波に優しく乗りて、気動車の響きが 浦をわたり来るかも   

波ほどの浦や岬や 花ほどの遠つ漁り火、はてに咲きけり  

ロゼットというスカートを掲揚しのぼる朝日に、弦月顰む 

枕にさ、種が一杯入ってて、濡らすたんびに、咲いたらいいな 

海風になびいて伸びる黒松に前を見ろやと殴られにけり 

けんか凧揚げたら負けじゃ、勝ったとて もといた場所で巻き戻すなり