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流行
(
はや
)
り事 ポンポコポンと
齧
(
かじ
)
り付く 長き行列 まさに平和な
9
老桜
(
おいざくら
)
の隣にありて若き木や
翠
(
みどり
)
燃え立て刻を
急
(
せ
)
くなり
17
春日和 白陽浴びて 野辺の花 咲き綻ぶや 黄色に染まる
3
春陽の
下
(
もと
)
小
(
ち
)
さき星型の花 咲き
初
(
そ
)
む 多肉葉«朧月»
22
黄昏の 朧月夜の 枯れすすき 秋風戦ぎ 青き山々
4
ころしても それで仕舞いだ つまらない 地獄をみせて 死ぬまで愛す。
12
朧月 紅桜隠し 春の宵 今宵一夜の 旅の空 幾山越えて大海渡り 人の世は夢か幻か
4
からまった イヤホン解(ほど)くも もどかしく 繰り返し聞く 留守電の聲
12
熊蜂
(
くまばち
)
が 蜜吸う
羽音
(
はおと
)
や 藤の花 庭に
出
(
い
)
でれず 盛りを過ぎぬ
35
意味なく破かれた紙に思いを馳せぬお前にゃ見えない折り鶴
4
キリストは 偶像だよと トランプ氏 分かりますとも 天皇国家
10
貴方の遺影が撮りたいので結婚してください
3
会社では 犬猿の仲の 俺たちが 恋仲にもどる 夕暮れのアパート
3
中指をそっと伸ばして押すいいね 秘めたるものは片道切符で
7
川辺りに 今や盛りのツツジの樹
水面
(
みなも
)
にせり出し 鮮やかに花咲かす
14
春茜
(
はるあかね
)
空と雲とを染め上げて やがて静かに薄闇に溶け入り
20
県道を走る車の
ライト
(
灯
)
が見える空家解体されて素通し
18
射撃屋の天使に銃を渡されて施しばかり並ぶ的前
5
わらべ踏む 霜は雪へと 吸われゆき 冬の陽射して 薄氷弾け 待ち人来たる
3
豊かさに目を見張るやも 水やりしもっこうばらを愛しむ人の
18
黄まぶしき
イペの大木
(
イペローション
)
ブラジルの 花と教えし 君は通りすがり
13
はずむ春 北へ駆けるや 角館 弘前めぐり 五稜郭へと
16
若い頃
(
むかし
)
はね 世界の終わりに誰といる?と思える余地があったものよね
11
リンドウの 咲くやとわん 遠き空 薄墨の道 我独り行く
5
片恋と不戦敗とをくりかえし さらりと澄んだ新月の空
26
振り込め詐欺対策モード電話にこのごろ電話よく来ては切れ
18
殺人のニュースに思わず「ヘタクソ!」と舌打ちしてる俺かっこいい?
9
猫の恋
煩
(
うるさ
)
いなとは思えども痴情の縺れの殺害はなし
10
柴犬の子を連れ 道の端歩む
母娘
(
おやこ
)
「気をつけてね」と見守りぬ
21
ポップコーン 弾けるように 咲いて咲く 集まる視線 受け止めながら
14
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