もう少しもう少しだと言ってみる桜のそばで君と話そう
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予備校の壁に掛かった絵みたいにごくありふれた暇な一日
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初に受く床上洗髪囲むの 明るき声に 緩む冬の陽 (在宅療養より)
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春の旬何だったっけとググる日にスーパー棚には輸入魚並ぶ
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花屋にも春の色合い並ぶ時期少しお洒落をして出かけよう
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パソコンのマウスを置いて立ち上がるコーヒーサーバーまでが遠くて
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聞こえ来る カーペンターズ ラジオ深夜 ひょっこり春 連れてきた
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マス層を ゲンナリさせる 値段とて 笑うしかない 苺に罪なし
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雨催あまもよひ 冬の星座の無き闇夜あんや とこに就き 明日あすの雨を待ちぬ
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「体験と経験の差は観察よ」ナイチンゲールの実地の叡智
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眠りさめ 桜並木のやっぱりは雨降る朝を知っていたよう
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空想の 世界で遊ぶ 少女の日々 年取りてまたあの頃に戻りぬ
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ピタゴラの玉の軌跡のなぞる詩 転がる変わる心トリック
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花ひとつ新芽に咲けるサボテンの 人の痛みに寄り添わむとか
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春が来るそれはよろしきことながら そのあとに来る夏がうとまし
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いっしんに冬の太陽あびて立つ風にゆれてもゆれないススキ
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目覚めれば 久々の雨音 本物の春来る前に こんな朝も良し
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夢見てた? ニヤニヤ寝言 言ってたよ へぇそうなんだ なんて言ってた?
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空っぽのエレベーターがお似合いのマトリョーシカの僕は空っぽ
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あの夏を 満たすは 誰も 知らない 日 雨は 亡くした 記憶の かたち
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コルティナの 白き山々輝きて 歓声の渦歴史を刻む 
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夢を食む 声なき声を芽吹かせば不戦の旗は草の根に立つ
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時間なき 我をみかねた カフェ店長 ひと休みしな クッキー差し入れ
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納豆と 卵が賞味 期限の日 納豆チャーハン 夜のやすらぎ
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帰宅する食べるすぐ寝るチャージするしばれる割れる湖面の上で
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しだれ梅 硬い蕾が 揺れている 春はまだかな 口ずさむ夜
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生涯ではじめて君との約束を小指じゃなくて薬指でする
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スナックで 知り合った人 皆あだ名 お通夜の晩に 本名を知る
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ビジネスの顔で棒読み本当はあの時みたく笑い合いたい
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付き合って 結婚をして 子どもいて まだ下の名で キミを呼べない
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