ただ1兎 僕のお家に 君が来て 僕と君とは 夫婦になったね
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いつだってあなたは命綱だった 現実との枷になってたし
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風呂も、朝も、薬飲むのも怠い。 あーー、でもあなたがいるなら生きなきゃな
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砂底にポコリポコリと立ち登る理由わけなき想ひは川面で弾け
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チクタクと響く 動かぬからだにフラッシュ焚いて流れる朝露
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パックルを見ればカールが懐かしく通販ないか検索をする/「菓子」
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見あくるに見歩く空に星燃ゆる また街の火はまたたき昇る
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ハミガキ粉 ミントの名前が多すぎる 僕もいくつか考えたい
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かなしみも癒えずにいてね君の傷抱きしめたまま生きてゆくから
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現実を 逃避し明日はサボります。 おかえりんくる 叫んで笑う 
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大虐殺 風邪引き鶏がころされる うつらないけど 日本では南無
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頬撫でる秋風に散る残り香は君の形をしてる感傷
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秋が来る 息子殺した秋がくる 落葉のよに 踏みつけた道
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鵠沼の 小さなカフェで 海見つつ クロワッサンで 特別な朝
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硝子越し写る景色が現実で 爪を立てても響かぬ身体
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なさけなや すがるときのみ お賽銭 にぎりしめては 鳥居をくぐる
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燃やすなよ 命いただいけ 不味かろが 加工出来ない されどいのちぞ
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宝くじ、買ってないけど当たりたい ほんとはもっとたくさん寝たい
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かわいそう? 餌になっても言えんのか 生きるもの皆 必死なんだよ。
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見るともなく見ていた遠い窓の灯の消えて私もそろそろ寝るか
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いつも通り寝逃げした私の情 察した驟雨しゅううが咆哮する
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電線のスズメをぜんぶ奏でたらラフマニノフが聴こえるだろう
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一つ石二つ体を寄せ合いて一つ衣の夫婦地蔵よ
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漆黒の 丘の稜線 なぞりつつ 月の輪の凛と 今現れぬ
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冷ややかな 空気に触れる 鼻先を 風がさらりと 撫でて冬来る
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サビの入りを二回間違えた君は思ったより笑ってた
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風と言う 獣の咆哮 低く流る の為に甘き ワイン買い置く
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ヒリヒリと痛む寒さの帰り道あまりにクリアな星に驚く
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寒い日は アクアパッツァ 魚好き 君のうんちく 素敵な味付け
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どこへでも出せる精鋭?三十首 1111イイ日と信じてすがしくマスへ
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