画面から通知がいくつもぴしゃぴしゃと、私の顔を光で濡らす
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草の庵にかけひの水のおとづれも途絶えがちなる冬の山里
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またけふも家人寝てから帰る夜潤いもとめ手に取るサラダ
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矢継ぎ早師走を待たず駆けまはる我が師おもほゆ立冬の風
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大相撲 ジジババたちの 熱感に 危うく引き込ま れそうになったわ
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男ならその場所見ればすぐ分かる 自分に熱があるかどうかを
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朝イチで 洗濯したけど 落ちていた 黒のパンツは 私のじゃない  
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厭な予感のどがイガイガしてきたぞ これは違うと自分に説明
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礼状の葉書三枚達筆の祖父耳とほくまた手紙かく
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低速度エスカレーター降りてくる街が私を泳がせている
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岩波新書ポケットに入れて昼食同じ値段の牛丼をくふ
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母のこと「ばあさん」と呼びし我もまた子に「じいさん」と呼ばれし 輪廻
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右上の バツで閉じるときに出る警告 ドキリとするので苦手なタイプです。
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道端のアイドル揺れるチェリーセージ 視線いっぱい紅白ウサギ
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日は差せど寒風痛し風音に紛れ聞こえる熊の警報/防災無線
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秋風が雲を流していく速さ 私はあっという間に大人
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しかたなくビル街を行く祖父の足 踏みたいだろう畑の土を
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クール系入浴剤が二缶も中途半端で迎える冬に
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切り株にしばし座って並木道 まだ新しい木の肌に触れ
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朝日差し錦の蛇がうねるよう山稜続く金襴きんらん纏い
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朝ぼらけ瀬々の網代木あじろぎ現れて霧よりくだる宇治の柴舟
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憧れの銀木犀のバブ浸かる 香りはそこそこ 深い青ディープブルーの湯
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包丁で切った指先働く手 頑張る君にエールを送り
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君と似た横顔瞬時目に入りハッとさせられ騒擾のカフェ
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メルヘンの響きがありて夢という人の一生喩える言葉
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君の手は少しヒンヤリ光る指 工具の扱い危なっかしくて
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経験を 重ねてみても 其々の 道を歩けば 互いに知れず
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人生に 移り変わり あるけれど 進歩成長 あるとは言えず
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そういえば 去年も今と 同じ頃 同じことして いたかもしれぬ
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見慣れたるバスの車窓も冬隣ふゆどなり 燃ゆる如 百日紅サルスベリの紅葉
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