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画面から通知がいくつもぴしゃぴしゃと、私の顔を光で濡らす
6
草の庵に
筧
(
かけひ
)
の水のおとづれも途絶えがちなる冬の山里
15
またけふも家人寝てから帰る夜潤いもとめ手に取るサラダ
13
矢継ぎ早師走を待たず駆けまはる我が師おもほゆ立冬の風
13
大相撲 ジジババたちの 熱感に 危うく引き込ま れそうになったわ
4
男ならその場所見ればすぐ分かる 自分に熱があるかどうかを
12
朝イチで 洗濯したけど 落ちていた 黒のパンツは 私のじゃない
3
厭な予感のどがイガイガしてきたぞ これは違うと自分に説明
24
礼状の葉書三枚達筆の祖父耳とほくまた手紙かく
14
低速度エスカレーター降りてくる街が私を泳がせている
19
岩波新書ポケットに入れて昼食同じ値段の牛丼をくふ
19
母のこと「ばあさん」と呼びし我もまた子に「じいさん」と呼ばれし 輪廻
16
右上の バツで閉じるときに出る警告 ドキリとするので苦手なタイプです。
6
道端のアイドル揺れるチェリーセージ 視線いっぱい紅白ウサギ
16
日は差せど寒風痛し風音に紛れ聞こえる熊の警報/防災無線
25
秋風が雲を流していく速さ 私はあっという間に大人
14
しかたなくビル街を行く祖父の足 踏みたいだろう畑の土を
28
クール系入浴剤が二缶も中途半端で迎える冬に
17
切り株にしばし座って並木道 まだ新しい木の肌に触れ
22
朝日差し錦の蛇がうねるよう山稜続く
金襴
(
きんらん
)
纏い
20
朝ぼらけ瀬々の
網代木
(
あじろぎ
)
現れて霧より
下
(
くだ
)
る宇治の柴舟
15
憧れの銀木犀のバブ浸かる 香りはそこそこ
深い青
(
ディープブルー
)
の湯
18
包丁で切った指先働く手 頑張る君にエールを送り
17
君と似た横顔瞬時目に入りハッとさせられ騒擾のカフェ
13
メルヘンの響きがありて夢という人の一生喩える言葉
11
君の手は少しヒンヤリ光る指 工具の扱い危なっかしくて
16
経験を 重ねてみても 其々の 道を歩けば 互いに知れず
3
人生に 移り変わり あるけれど 進歩成長 あるとは言えず
3
そういえば 去年も今と 同じ頃 同じことして いたかもしれぬ
3
見慣れたるバスの車窓も
冬隣
(
ふゆどなり
)
燃ゆる如
百日紅
(
サルスベリ
)
の紅葉
27
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