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鈍行の馬堀海岸夏行きの自転車漕いで発車オーライ
24
禅寺の縁側で寝る三毛猫は無用の用とは何かを問いぬ
16
給食に美味しい記憶が無いもので
他所
(
よそ
)
のメニューを知った衝撃
28
年貢さへ毟り恩着せ施せる欺瞞の始祖は他ならぬ神
8
三番のバスを見るたび小6の転校生へ戻る駅前
22
人造太郎 電気羊の 夢を見る パパの期待に 誠実に
5
雑音を ふんわりさせる 森の音 リアルタイム リラクゼーション
14
逆ギレて 怒鳴り散らす ご自身の 顔を鏡で よく見てください
15
画用紙に子どもが描いた太陽にそっくり咲いたわが家の胡瓜
11
この前にめくったばかりのカレンダー あと数日でまためくられる
11
影揺れて 青空開く 真昼時 道行く人は 髪を気にして
13
亡き父が教えてくれたネクタイの結び方にて 今日三回忌
25
来年も大須観音で会いましょう 無理なら鳩に伝えといてね
6
路端
(
ろはた
)
にも初夏の風 白詰草の花 ぽつぽつと ポップコーンの如
27
いきいきと 生命引き継ぎ稚魚の群れ 務めを果たし親メダカ逝く
16
AIに 食われぬように ロボットと 人は違うぜ 好きなことする
11
小六で 古典落語に 魅了され 夢は富くじ 当たって隠居
13
真夜中に 雨音強く 部屋に居り 宵闇去りて
屋外
(
そと
)
は青空
10
蒼く咲く紫陽花の道行くごとに揺れる気持ちは静かに染まる
9
子を送り 路地裏歩く ひとときに 心癒すは 名も知らぬ花
17
「そんなには上がらないとは思うよ」と追加負担が不安の我に/整形にて
O
T
C
類似薬
16
雲ふたつ
番井
(
つがい
)
のように 寄り添いて やがて一つの 雲になりけり
13
番組欄「ミルク」の文字に飛び付くもミルクボーイが出て来てガックリ
12
スカートの 裾より黒き スリップの かたそば見せて ひとは居眠る
10
生前の 恩顧を偲び 墓碑銘の 勲六等の 文字を辿りぬ
7
さざれ石のごとき氷が 冷やしたる 簀の子の上に 刺身鎮座す /木曽路刺身定食
15
ぶるるっと 天柱(ちりけ) ぞ震え 何やらむ 悪しき予感に ガラス戸を閉づ
10
ずらり整列
水面
(
みなも
)
に顔出す
萌葱
(
もえぎ
)
の苗 風に揺れつつ夏の陽仰ぐ
16
リビングを透明にして雨上がり風を満ち満ち大の字で寝る
36
モンステラ
破葉
(
やれば
)
の隙に空を置きカラーチャートのごとく並べり
8
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