こんな真冬の夜食にされるとは思うまい、サーターアンダギーも。
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パソコンで初めて並ぶ歌を見て厳かな時感じつクリック
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母は風邪 父が娘にお弁当 桜でんぶで せめてかわいく
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これまでは永かったけどこの先は積読全部読めるのだろか
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不器用な 父の作ったお弁当 桜でんぶが幼子むすめへの愛
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銀世界 眩しい白で 包み込み ゴールを隠し 僕を誘う
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深夜二時 交差点には 道照らす 赤信号の モールス信号
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点滅で 夜道を照らす 信号機 瞬く星を 夢見て今日も
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ガラス窓日差しは通し風防ぐ甘やかされて吾は生きてく
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生まれる前まで 父が吸ってたKENT 確かに父の 匂いがしている
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電話越し 母娘ふたりで笑い転げてた 「」かっこ四隅に(ピッタリ)合わすのはむり(笑)>QRコード(笑)
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QRコード 何故だか読み取れない母の謎 今夜ようやく解明
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僕はもう 見過ごしたんだ 雪の日の 光る白さに 君の不安を
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好きになり想いがつのり愛になる やっと淋しさの正体を知る
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冬七に春三分程日の光 少し切なくなる白い色
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雪道を犬に連れられ来る老婆赤い長靴キシキシならし
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勘違いしてた嫌われていなかった色眼鏡で見ていたのはわたし
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そばにいてなにもしないしねむくなる ただそういう、あたしのともだち
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最近は夢と記憶が入り混じりわたしの世界が拡張する
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記憶とは遠ざかる海 離れてゆくのはわたしなのかも
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冬枯れの街いろどりし山茶花の花色褪せて春隣はるとなりかな
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傍らに眠る恋人 片せない食器と夜を共にしている
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大荷物かかえたきみが乗り込んだぼくには読めない名を冠すバス
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連休の末尾に来る憂うつは命の大切さをうすくする
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生まれてもゐない時代のあの家に泣きたいほどに帰りたかつた
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朝が来るから寝たくない 明日が来るから寝たくない ああもう、眠い
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そら見上げ まぶしき光に 振り返る 明日は満月 月光の影
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彼の人の胸に響いた心音はきっとあの子のものだったのだ
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皓々と戻ってきた月見上げては 天動説もわるくはないなと
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真夜中のシャワーの中の耳鳴りは君の泣き声 もう聞こえない
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