秋が来て暗くなるのが早くなり家々の窓灯り暖か
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雲がちの茜空はふるさとの夕焼けの海にどこか似ていて
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ふくふくと肥えた秋茄子焼き浸し 夫も古嫁わたしもご飯がすすむ
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松と池 眺め味わう 抹茶には 菊の練り切り 大人の時間
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早朝の 冷たい空気 身にしみて 昼はかけそば 湯気も味わう
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今日も来る?「遅刻してまで来るオレは偉いのかも」とニヤる同僚
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きっと誰かにとっての心の風景 エンドロールは一瞬にて
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面構え 戦いっぷり おとこよの 元ヤンかしら 白星おめ
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半球と炭酸水の境い目をねだるあなたとともに暮らした
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豊作の 花梨の並木 空に映え こっそりスキップ 買い物帰り
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まだここにいたいと言えずきみに手を引かれるままに置き去る結論
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神の声 拝聴できぬ 無力さに 僕は聞きたい おみくじなしで
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アスファルト 近所の子等と 蝋石ろうせきいたマルバツ 昔日せきじつの夏
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三十年越え弾かれ続く我が子見しどうかかの地に光注がん
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今生の 別れと分かり 知りつつも さよならではなく またねと告げる
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チビ猫や 遅れてごめん お誕生日 なにかおいしい オヤツをたべよ>9月22日、チビ猫、ハッピーバースデー😸🎂🎵
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進んでは 二歩下がるよな 日もありて めげずに戻る また振り出しに
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エアコンが 自宅に無いと 言う彼女 貧困家庭 救う政治を
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百均で 百円よりも 高きもの 手にして今日は リッチな気分
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魂の叫びの如きムンクかな池の面は揺らぎ語らず
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ふるいめの住宅街を駆け抜ける家庭料理の匂いのビュッフェ
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体重がまた減ったなとかあさんの通い帳見る何食わそうか
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納豆を安く買えたと喜べばタレとからしが付いてなかった
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一人でも茄子を焼きます 大根も生姜もおろして端に添えます
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わがへの 想いを胸に 突っ走る 阪急30分 座れずとも平気!
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芋けんぴスパイス塩味揚げている母はシナモンシュガーとねだる
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幼き頃秋の日に教えてくれたカタサセスソサ…途切れる音色
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人は皆免れぬ老い 父母義父母 夫も送りて我も老い行く
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エレベーター 一階降りるは 罪なのか 背に棘刺さる 無言の圧よ
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フェンス際 彼岸花咲く 点々と もたれもせずに 紅き独立
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