久方の従兄弟らと顔合はせ呑む 積もる話の尽きぬ正月
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除雪車の来た後いまだ一本も轍無き道正月二日
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ノックくらい しなよと言った 俺を見て ごめんと言って ひざに乗るキミ
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健康でありますように本年がよい一年でありますように
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幾たびもゆきつもどりつした道をまたゆく春のあらたなる日に
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薪風呂の 竈門に燃ゆる炎見ゆ くれないの陽が赤々沈む 
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元旦のワンルームの窓灯り無くパワーチャージすそれぞれの場所
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逃避行指輪をなくしたふりをして 霞む空にかざす手のひら
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美容室切られっぱなしのマネキンに 自分を重ねて嗚呼面白い
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寒いしな 言い訳ひとつしてからじゃないと手すらもつなげないんだ
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年明けて炬燵と寝落ち朝十時 生き地獄でも死んだら地獄
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聴こえない ただ見えるだけの幻聴 後悔してもいいんだよって
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「タクシーで来てね」ラインに既読なし寝不足にした犯人なのに
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壇上の一等星に願い事 絶対ドームに連れていってね
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傷すらも輝きに変え ステージの上できらきら踊る宝石
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うまれつきダイヤモンドの顔をしたあなたは笑う 傷を隠して
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「これだけは」なんて言葉は捨て去ったスナフキン今日も風が吹いてる
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冬枯れの庭に新年 赤はモチ白は茶の花つわぶき黄色
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病み上がりなれば訪う人もなし正月だけが静かに来てた
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パレットに「載せすぎちゃったね」と笑う君 色の名は知らぬも美しくて
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暖かく幸せでいて欲しい人 自己犠牲の塊みたいな人
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親にさえ言えない本音を言える友 持てた幸せ噛み締め元旦
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子の帰省に ついて意見が 対立し 言葉通じず  異星人に見えた
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横山剣あんたはイイネ歌ってよ日陰に咲いた一輪の花
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あの弾ける笑顔を胸に灼きつけていざ旅立たん蒼穹の果て
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「死ぬまでは生きる」と唱え朝まだき冷たき足に靴下を履く
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「NO FATE」京介さんは言いました私はだからここに在るのだと
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一ひらの 小雪に乗せて 願ふ朝 行き交ふ人の 穏やかなるを
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指定でも特別でもない助手席で 「誰を乗せたの」 言いかけ、黙る
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娘から友の死因を聞いたとき境遇を知りただ真顔になる
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