串カツを 味噌鍋浸し はふはふと ほおばる友は 無邪気さ溢れ
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我がうちに光求めて名に背負う「」の部首見れば車とあり
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あの恋で 生きていると思う 恋がある 待てど暮らせど 越えられぬ
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おとなりで 冷凍おはぎの 解凍を あーだこーだと ケンカおっ始め
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実験に  失敗してもうた  博士っぽい  髪型をした  先生を見てん
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二度目なる 君なき秋に ハッとする 短歌になぞるは 君の歌ばかり
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「じれったい」安全地帯の曲を聴く コロナの症状一進一退
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気に入つた歌に出会ひて調べれば不勉強にてまさかの地元/渡辺松男
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曖昧に壊されたまま僕たちは冬のトンネル潜り始める
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泣きたいとき 泣くのがいいさ あくまでも 自分のココロに 正直に生く
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抜く大根 抜く大根に手足あり 一本足の君が見たいよ
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死ぬなんてそんな怖いこと言わないで、百年後まで徹夜しようよ
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心配で 泣きすぎて頭痛いから ココアを淹れよ うんと甘くして
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「こんにちは」と はにかみ笑顔の小学生 下手すりゃ あのくらいの孫のいる年齢とし(うわー)
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晩秋の 頼りなさげな日差しでも 燃える赤い葉 心にくれる
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来し道は迷い違へど一路なり吾子歩みたまへ道選ばずとも
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なぜダメか教えてほしい 自販機に拒絶されてる硬貨はわたし
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日々同じ住宅街に熊が出るどうやら奴は住み着いたらし/罠にかからないのだそうな
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風強し 風の錯乱か 枯れ葉舞う 雲の流れも また急ぎ足
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何事も諧謔弄し高笑い君は今でもあの君かしら
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いつもなら買わない菓子を手に取るとか変化の起因は貴方にあるの
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わからない問題を簡単に諦めるようになっていく
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パラパラなだけで味のないチャーハンを掻き込んでいま世間に溶ける
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実習で 緊張している 学生さん 母親目線で 必死で食らいつけ
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『あなたには泣かされたよ』と先生が今の娘に違う涙す
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病から教訓を受け 喫煙を断つてから 三年目の夫
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並び咲くざる菊の色とりどりに義母ははの育てし菊はいづこや
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しんどそな患者であふれる待合は 風邪ぎみ程度じゃ雑魚キャラの位置
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新人の 理学療法士の 仕事ぶり ご両親に 見せてあげたい
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「あなたまだ 若いんだから」 励まして くれているけど 現は非情
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