シルバーが車椅子二台運びくる介護の義姉(あね)と付き添いの義姉(あね)に
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立ち回り奴らの組じゃ悲劇だしかと言い今も快適じゃない
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郊外の 闇(やみ)の灯(あか)りに 火取虫(ひとりむし)  都心蠢(うごめ)く 人より清(きよ)し
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風薫る 時季は忽(たちま)ち 過ぎ去りて  舗装が灼(や)ける 匂(にお)い立つなり
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兄残す遺言書中に我の名も 歳のはなれた妹ゆえか
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心地良い夢から覚める準備して足踏みをする気持ちに喝を
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ひと目見て キミを気に入り 好きになり キミと別れて 俺がわかった
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「どちらともいえない」ばかりに○しつつやや思ったり思わなかったり
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徹夜明け脳は夜だと叫ぶのに うんざりするほど宇宙が青い
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玄関に花鉢置けば自転車の出せぬ若草伸びてゆくなり
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世の中はまだまだ捨てたものじゃない頭髪(かみ)は失せても陰毛(ほとけ)はあるよ
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どうしても名探偵の名にかけて犯人はこの中に要るのだ!
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勝ち負けも無垢の前には無に等し 薬指噛む花一匁
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またやるの? 動く歩道で ジャミロクワイ スタスタと行く キミは見もせず
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二匹なり、因果含めて金魚鉢 「仲良くしろよ」は人世の勝手
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雌だけに赤き実ひしと簇(むら)がりて梅嫌(うめもどき)の冬さかりとなりぬ  [題詠 嫌]
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ぱらぱらとリズムを追って葉に落ちる雨のドームの中で休憩
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こころない かげぐちいわれ しょげてたら キミがミルクを そそいでくれた
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今朝もまた冷めたトースト一人食べ諦め色の街へと出てく
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江戸語(えどことば) こねくり回し 巻き舌で 日本経済 語られても
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朝、地下鉄(メトロ) 勤めに向かう 人疎ら 忘れていたが 今日は土曜日
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四季という 言葉は死語に なるんかい 五月最後の 朝ウォークの中
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朝採りの とうもろこしを 湯がきつつ 夏の訪れ 覚悟せなならん
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ガラス戸を引けば明治は薫りたち午後には失せる生菓子を買ひ
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行き着けば富は千万奥([億])山にあると聞くより慾に迷家(まよいが)
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朝晩の寒暖差 徐々に緩まり 窓外の初夏の夜風 温(ぬる)し
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管理越え 変異の時に なったこと 雑草たちに 教えられたし
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川崎の煙の下に汗流し涙ぬぐひて夜間高校 / 高度経済成長期
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表道 裏山道にも 花咲けり どちらを選ぶも 散らぬ間に行け
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