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動けない愛しい君を閉じ込める瞳の中の幻の部屋
7
髪切る間 三重のめいぶつ 味とうざい コメダモーニング レクチャー二千二百︵円︶
13
カルガモの子を見守りて
翁
(
おきな
)
らは そっと布被せ 穴を塞ぎ
18
塩と砂糖を間違えたような対応をしてさ。その蝉は鳴けない。
4
夕立に追われて帰る労働の熱も疑問も対流してる
37
かれこれと こいちじかん鳴る かみなりも ついにふらずに にわにみずまく
27
夢のままいつか枯れると知ってさえこのまま生きてゆくしかないの
12
もう少し無邪気になれたら言えるかな 「貴方の様になりたい」なんて
8
ワンピース 紫色が 鮮やかで バイスサワーと 同化した君
19
鮮やかな マリーゴールド 軒下に 並んで咲いて 夏本番ね
25
時代とは何であったか夢かうつつかつかのまの我がふるさとよ
12
黄昏にぽつり佇む ペディキュアの紅の鮮烈 黒髪の
女
(
ひと
)
20
ハンディファン持ち歩く人見かけるが外は風あり見かけだけかも
13
ベンチャーズ追いかけエレキ楽しんだビデオに残る君がサウンド
21
ねえ先生いつから授業に出るのと聞かれ戸惑いつつも心弾みぬ
6
白球
(
はっきゅう
)
と泥のきらめき野球部の汚してこその服だと思う
12
草刈りと車の音に紛れつつあれもしかして蝉が鳴いてる
24
アンプに挿しスイッチを入れ音ならしライブ開始の三秒前
4
ベースの音
(
ね
)
響く低音家の中物語る指練習の量
7
お手本にしたいね犬の兄弟は取っ組み合ってとても仲良し
22
イヤイヤ期矛盾だらけで大変そう食べるのもイヤ残すのもイヤ
9
痛くてさ 痛くて痛くて痛いの うるさいなんて言わないでよね
3
神様の飼ってる
猫
(
ナニカ
)
が パクッとね ねこ母の不安 食べちゃったのよ
17
何もかも忘れてたくて夢の中 トイレに吐き出す私の夢
4
襟足の結んだ跡を見ていたら退勤時間になっていました
5
炎天下 蝶が舞ふ 真白き羽を 携えて 黄色に咲いた 花から花へ
24
空梅雨の
旱
(
ひでり
)
続きの中 木々の
逞
(
たくま
)
しき
哉
(
かな
)
葉は生い茂り
21
美人から笑顔で声をかけられた なんだイヤホン電話中かい
22
古もまた夏日影あぶりけむ 燃ゆる博多に山笠奔る
12
曇り空落ち着く気温これはもう行くしかないでしょ明日の歯医者/坂道・徒歩・小指はまだ
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