死ぬ日まで 付きまとわれるとあきらめる 自己評価から逃れられない
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吹き出して辺りを汚すといけないと 葯を切られてユリは売られる
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少しづつぼんやりしていくあの笑顔思い出さえもやがて消えゆく
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ブラウン管泥にまみれた球児たち火の花開く網戸の向こう
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目に見えぬ花火の音はやかましく独りで部屋でただ憂鬱で
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二十歳ごろ道で拾った一万円何に使ったか思い出せない
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街の花火 流行りのドローンは飛ばねども 昔ながらの風情もよろし
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死にたいと生きている人いるなかで生きたくて死んでしまった人も有り
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信濃の瀬うつる詩魂の不死鳥は あまねく宇宙そらに灯りし希い / 長岡
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アパートの鍵を何処かに置き忘れ探し疲れたところで見つかる
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図書館でむぎゅむぎゅむぎゅと鳴らし行くクロックスへの視線の矢たち
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相談に そっぽを向いて 鼻ならし 髭をなでつけ 尻尾をなめる
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憂鬱で 落ち込んでても 腹が鳴る 恥ずかしくなり 思わず笑う
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気遣いてが送りくる写メ動画スマホを開く夕風の中
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君だから慣れて甘いが煙草苦しキス厭われた過去あるでしょう
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世の常も 暑さも変わる 変革の 時代を生きる 戸惑いながら
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具沢山 みそ汁ご飯 お新香と 暑い夏こそ 和食のご飯
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今日はじめて地球に来たUFOでは針が降って怖い星だと記されている
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悔い残る 親孝行も 出来ぬまま 新盆準備 我の勤めと… /二年続けて新盆😢
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選ばれた人間のような顔をして歩く人々みんな悲しい
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利き腕が左手だったらもう少しあなたの悲しみ寄り添えたかも
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スマホ鳴り 立ち止まり カバンを探る女性ひとの帰りを待つ 家族かな
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暑い日に涼しい部屋で飲むコーヒー私の中の冷たさ探す
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暑過ぎて妖精たちも家の中 静まりかえる真夏のの夢
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手に食い込む袋の重さよ 食べ頃の恋とサクレは短いいのち
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黄昏て セピアに染る 田や畑 溜め息一つ 我も黄昏
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雷神も雨忘るらし暑さにて氷菓共にし更ける夜あり
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湯上りの蛍光灯のちかちかよひぐらしのねのきえゆくことよ
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メモ持ちて「『ウィキペディア』ってなんのこと」 白寿の母の質問タイム
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遠雷に 醒めれば驟雨 うす紅き 午睡の合歓ねむよ 火蜥蜴ひとかげの夢
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