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立ちわたる霧より昇る朝日山麓の闇に牡鹿鳴くなり
14
黒板を消すかの如し 雲を
退
(
の
)
く
疾風
(
しっぷう
)
も止み 束の間の星
28
長いこと生きてる気がする 僕だけど。ばあちゃんと並び月を見ていた
24
本邦初 それだけでまずええじゃない鉄のなでしこサッチャン首相 (そしてお手並み拝見)
9
雪便りついに来たかと聞きながら凹凸に触れ取り出す
筋子
(
はららご
)
22
戦時下で 赤毛のアンを 翻訳す アンのゆりかご 余韻に浸り/村岡花子の生涯
20
物憂げな季節の変わり目明るさが取り柄の人の哀愁を見る
34
私のね本当に行きたい所は ビルが囲ったあの青の果て
8
ウィンドウズのロゴのようなる窓並ぶアパートが好き この街が好き
13
泣かないでほしい 優しさとかじゃなく慰め方が分からないから
7
D cup Natural make Anime 声 寂しい夜は OVAだろう
3
月極
(
つきぎめ
)
に蜻蛉飛び交う黄昏よ ゆれる
秋桜
(
コスモス
)
「おかえり」を言う
24
結局は カレー改め(しょうゆ)コンソメ煮 厚揚げ入りだよ 梨も食べよう
17
お盆過ぎ 出番無くした一升釜 大晦日までしばしお休み
14
下足場の
蟲
(
むし
)
を拾えば
蠢
(
うごめ
)
いて掌のこす生のざわつき
7
思い切りボールを投げて止められてのぼりとくだり丁度合う頃
7
見せたくて寝間着のままで連れ出したやっと芽が出たきみの花壇に
13
カサカサとしてる時よりぴちゃぴちゃと冷たい猫の鼻が好きだな
18
勝ち負けのない帰宅部も上り坂止まらずに漕ぎささやかに勝つ
21
色なき風
金木犀
(
キンモクセイ
)
の
香
(
か
)
を乗せて
吾
(
わ
)
が
鼻腔
(
びくう
)
から 秋が始まる
17
二ヶ月で吐いた想いが五百粒 砂丘の風にサラサラ消えて
14
虫食いの白菜の上のカエル等よ もっといっぱい食べておくれな
9
ドリップに迷い迷宮たまに飲むインスタントの潔よいこと
18
朝飯を食って寝落ちて午後起きて朝ルーティンを済ますすぐ夜
16
川霧のたつみの方に
庵
(
いほり
)
して世をうぢ山としかもなくなり
14
人の皮かぶって生きる猫なので
棲処
(
すみか
)
へ戻れば整理も知らず
14
晴天に ビタミンカラーの 花を植え バッタの赤ちゃん 元気に跳ねおり
29
もう生きてないのに揺れる鰹節お好み焼きの上で狂って
13
暫くと顔を合わせる従姉らは私が顔を知らない人と
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落ち葉追う風の音にも秋の色 歩く楽しさ思い出させる
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