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朝の日の障子に透けるしずけさは
黄金
(
こがね
)
のうすい柔らかな夢
10
乱舞する
花竜巻
(
はなたつまき
)
を まん中に 子ら駆け描く 同心円や
7
咲けば散る 愛しき
故
(
ゆゑ
)
の 儚さに 夢か現か 桜花日月
9
古
(
いにし
)
へのひじり
食
(
は
)
むてふ春霞憂き世をよそに山にみちたり
19
「たまに良し」ビールの泡に閉じ込めて 蕎麦を待つ間の自由な私
34
昼酒の琥珀に溶ける「呑むぞ」感ハッシュタグには「#不良主婦」なり
29
暑い時毛糸さわるの嫌だから
束子
(
たわし
)
編むのは春の手仕事
26
彼
(
か
)
の部屋に飾られ枯れたる霞草 机上のペンの転がり落ちぬ
7
反戦と宣戦布告は同じもの 般若心経 よくぞ唱えり
11
今日もまた ウージンエイのドラマ見て 考察などをAIに聞く
6
ねこおみず ヤマザキボウルが だいにんき かわるがわるに ゴクゴクとのむ
20
六十で動けぬ吾あり七十でテキパキ動くヘルパーさんあり
33
平和とは死神からの花束で一体どこから摘んできたのか
13
散るを待ち契りを結ぶ 澄心と忠義の桜 千々に乱れ咲く
21
コストコのレシート拾うゴールドの会員らしいシャツを買うひと
11
友だちと同じ画面をみつめをり過去も未来も今だけになる
14
推敲は朝な朝なの納品路着いたころには別の
歌
(
か
)
になり
12
短歌って単価ゼロ円でも何故か啖呵切れない
31
文字
5
ただ
年齢
(
とし
)
が増えるのでなくそれなりに衰え進む出来ぬこと増え
19
夫
(
きみ
)
が遺せし 山野草の鉢
其方此方
(
そちこち
)
に可憐な花咲かせ 想いを繋ぐ
20
サーティワン 新作おもろい なんか味、夏っぽくね?と言い合いするほど
6
朝早く 大先輩ら 並んでる 生きる目的 教えてヨウキヒ
4
市役所の桜は少し早く咲く いつでも桜は桜でしかない
6
東屋
(
あずまや
)
でひと時
憩
(
いこ
)
う花見行き先客の花びらが鎮座す
24
揺れる枝ジョルノが走ったヘリの外カビに朽ちるな見晴らせ夜空
15
背の低い タンポポの方を 手に持って 頑張れよって 息を吹きかけ
7
やさしさを求めるだけの人だからずっと本音は言えないままだ
19
辛ひ時 腹の底から 絶叫を上ぐる代はりに
三十一
(
みそひと
)
に綴づ
31
かなしんぼですかという解答欄に「常にそう」と答えたい猫もいないおるすばん
6
葉桜の 横にハナミズキ 「まかせて」と 次は私と 言わんばかりに
14
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