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これからが これまで決める 苦しみを 御恩に変えて 滅度に至る
16
薄ら日の川辺を行かば冷ゆる風ユリカモメ立つ海近き州に
38
故郷
(
ふるさと
)
を捨ててお隣、礼の国 領主の言も適度な鞭で
14
吾
(
あ
)
と本の間に
入
(
い
)
りておもむろに座る愛猫かわいいの極み
26
顔認証 おもろい変顔してママにぺしっとやられる 男児あるある /マイナ保険証
23
軽くなる 背中に翼生えた如
時間
(
とき
)
に鎧を脱がされていく
30
守るなんて慣れないからさ 受け取れぬ自分を責めて闇に溶けてく
7
会いたくて もう会えぬから なお恋し 聞いて欲しいの 今日の私も
12
消費税 物価高の中頑張ってる スーパーの悲鳴 聞こえる気がして
21
題:「満員電車」 人溢る 櫃の奥へぞ 押しこまれ 身をば忘れて 息ぞ潜まる
19
終電の車窓に透ける僕たちを置いて逃げてく踏切の音
11
半覚醒 タライ遠く 波となり響く 赦しの距離揃わずとも
6
ブトワル渦を見る 人々 切られた 優しさの半径
6
ああなって こうなってから ああなって こうなったから そうなったんよ
3
好きなスポーツは何?と問う私に間をおかず「相撲」答える今時の若者
8
休憩も 取れず働き 疲れ果て 大寒の風 更に冷たく
34
厳寒のホーム [急行]待つあいだ 停車す[各停]で 暫し
温
(
ぬく
)
み
26
気にしない 明日も歩く靴底に 八百万の運がついてる
14
血潮の熱さばかりを知っている あなたの呪いになりたいんだ
4
「私」という一羽の鳥を解き放て家族という名の深き沼より
45
わがうちに家族(いえ)焼きつくす火を飼いて何食わぬ顔で夕餉を運ぶ
27
雪の屋根より 滑り落つ音の 轟きて 暫し休める 編み針の先
27
身体冷え 立ち食いソバの ありがたさ 春菊天も 味わい深く
42
選挙戦 始まる前の 準備から 裏方達は 表情渋く
23
「あれもこれも」流れで済ませるマルチタスク 効率重視なズボラの奥義
6
屋根裏の 占い師が持つ 甲羅には ルージュで書いた 裏切りの文字
4
虹なんか架からなくても構わない愛が彩る私の生を
15
末期さえあなたいなくて構わない私あなたの一部なのです
11
よき昼だ なにそれと笑うそんな今日 明日もまたね あなたと笑う
13
しんどい!と叫ぶ身体の声聞いて 仕事より今デイケア選ぶ
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