昨夜より更に多くの虫の声「秋が来ます」と報せるように
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お祭りの屋台のまずさ笑えてた時期もう過ぎて今は怒りが
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仕事終え疲れて家のソファーにて妻と中身の無い会話する
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半纏を 脱いで家路に 帰りゆく 夏祭り終え 白ダボ揺れて
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すっぴんで21時のラーメン屋ドレスコードは黒いTシャツ
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静かな夜 涙ながらに 返事待つ 赤い紙だけ 持った君には
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旦那様 手紙返さず 寝ているの 問いも帰らず うれいごとなり
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五年かけ使い尽くしたインク壺 日記にきに録した数多のおかず
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きみの声切りたくなくて意味もなくコンビニに寄る ひとり 帰り道
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ゴマサバを マサバと言って ごまかして 8尾なのに 10尾とサバ読む
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猛暑日を 労うような花火風 オヤジの恋も 吹き飛べ雲と。
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じいちゃんが 命あずけた太平洋 一度も聞けず 時代は過ぎる
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この地球のどこかにいるはずのあなたへ末永く末永くしあわせで
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夕やみに頬なでる風生ぬるく軽く汗ばみ家路を急ぐ
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「大丈夫」君でなければ大丈夫行かねば済まぬ愛する不信
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今まさに解き放ちたい衝動と 今の暮らしを守る心と
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笹船に 金平糖を ひとつ乗せ 銀河に着けば 星になるかも
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圧縮され続ける客用の羽毛布団 私は誰かを世話し続けたい
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宵闇のけやきから降る蝉の声 生きる力を振り絞るごと
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この花火 田山さんとさ 観れたなら どんな綺麗か 佐々木さんズルっ/😝
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友達でいたくないから浴衣着る予定を立てるフッ軽のふり
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今日母は悲しいことがありました 悟られぬよう立つ台所
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苦しみも 楽しみもまた 初舞台 一度きりなら 笑顔こそ咲け
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少しずつ搾取されてく酸素にも慣れて僕らは宇宙で生きる
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「遊ばん?」と 言えば前なら 「あそびたい!」 といってくれた。 今では 「いいよ」
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この腕を手当てするのがきみならば、だなんてもうない希望に咽ぶ
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せと市のお店の数だけ個性ありあれこれ迷いつまを待たせる
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懐かしの友と一緒に茶をすすり ふと訪れる間に思いを馳せて
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わたしにも権利があると思い出し、着るクロップド丈 決意の日
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離婚して漢字二文字 息子の名 「探しやすい」と笑う下駄箱
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