Utakata
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さぶろう
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末席をケガさせていただきます。どうぞよろしく☺
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伝え聞く息子の恋は無様でもブルーハーツは死んじゃいねえな
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風誘うソープランドの換気窓明かす故郷の春まだ遠く
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好きならば証拠見せての一言に昔もらったのど飴一つ
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春先によくいる変な人いいえ私はエンドレススプリング
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子と競うバレンタインは保険屋の営業チョコで余裕綽々
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キャラメルに銀歯もとより永久歯抜けて四十二回目の春
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ポン酢ならいくらかけても良いというそんな風潮あると思います
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泣きながら一人貯め込む
N
I
S
A
より二人貧しく笑うがいいさ
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下のには皮でこさえた自家製をサウナハットは親子もろとも
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予備校の壁に掛かった絵みたいにごくありふれた暇な一日
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空っぽのエレベーターがお似合いのマトリョーシカの僕は空っぽ
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シベリアもコロネもふたつ幸せは銀のトングで掴み取るもの
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廃刊を不意に知らせるタウン誌に苺のヘタを手向け続ける
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溶け残る融雪剤を踏みしめてここから春を歩き出そうよ
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投票の雪路につづく足跡の果てにいつかのサーベルの音
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お茶だけのお茶漬け食べていた祖母のたまごボーロの雪の命日
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揚がらない凧に集まる眼差しは僕ももらった母の眼差し
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花街のおもかげ残す軒先に置く草花のなにがなにやら
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風花は父の布団のぬくもりにそっと一粒もらう仁丹
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「合格」とメール届いていた今朝も鳥に施す一握の米
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M
D
の消えた世界で僕は今子供のお下がりを着て眠る
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終電の窓にもたれて行き違うあなたはわたしわたしはあなた
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義父は今霞む記憶の実在を日向の椅子に見つけたようだ
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街をゆく三人乗りの自転車の歌は変われど母ちゃんの歌
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コーヒーの吸い込む湯気の微粒子も君と過ごせばこその愛しさ
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冬尽きてめくる暦の処女雪は君の「バイト」に汚されていた
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雑踏のモハの車両を貸し切って君と過ごした一駅の旅
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君宛てのルーズリーフの書き置きの余白に託す語りえぬもの
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さよならの余波に揺らいでいる僕は海なし県のカモメなのかも
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それなりに幸せそうな人たちと歩調あわせて今日は寄り道
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