Utakata
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Sakurarira
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あなたとこなたその隙間 埋めるもの 言葉であるか それともなにか
6
大丈夫 ただあなたから 聞きたくて いつも押せない 緑のボタン
9
吾の奥の 影を認めて 撫でてやる 筆を手となし そっと書きおり
10
歌をもて 我を殴るも 諌めるも 知りてなお堕つ 我が影の常
10
夜に溶く そのためにだけ 召喚し でも我が
(
まなこ
)
心 かの彼に向き
8
ゆらゆらと 揺れる私の 手を取りて あの目は君を 見ていたという
5
君の声 あまく頼りて 紛らわす 慈しむ目の
(
ゆくえ
)
行方を伏せて
7
好きなんて嘘って言ってるそばから 爪の先すら溶けて混ざってく
11
水面のように揺れるを知りてなお 君はわたしを 火の人と言う
10
遠ざかる 勇気はなくて 立ち止まり 君の体温
(
ねつ
)
だけ いまは灯火
(
しるべ
)
に
11
離れつつ 揺れつつわれら 並びおり 手の温もりで 影を止めゆく
10
「離れてる」 君はいうけど 「触れてるよ」 怖さ隠して 伝えゆくわれ
9
離れてた 君に近づく 同じよな 違うよな「好き」 その距離感に
7
星に願うと 希望を疑わず歌う星達 眩しすぎて今は目をそむく
5
触れていい その言葉さえ 疑って 君のとなりで 手をこぼしてた
9
ため息も 撫でてあげると 君がいう その言葉はまだ 少し震えて
9
君の背を も一度撫でてみた我の 指をそっと 伝う湿度
5
ぼくの光だ なんて言葉を 息みたく 吐いてる君を 信じていいの?
8
名を呼ばれ 強く引く声 手繰り寄す 君がやっぱり いいんだもん
6
あの日々の 君の背ばかり 追い求む そこにあるのに どこにもないの
7
体温を 探す指先迷うけど 骨の硬さに 弾き飛ばさる
13
骨の浮く きみの背中に寄りかかり 心地よくなくて ちょっと離れる
9
歌という 己を守る盾を得て ここからひととせ また歩まんとす
17
我は我を 言葉で殴り倒すとき いさめる
(
きみ
)
歌が いてくれてよかった
11
噛み合わぬ 心と台詞を
(
つぶて
)
礫にし 己で己を 殴り倒さん
11
きみとして そのままそこに あればいい そういってくれたようでもう十分
14
誕生日 嬉しくないよ、もう。 言いながら ピンクのはなは わたしをくすぐる
10
短歌とは レゴのようだと 腑に落ちて また今宵も カチカチ組み立つ
11
噛み跡も 膝の温みも 愛しくて 奪い合え僕を、なんてみている
8
甘噛みは 子どもの遊び この膝の 温もり知らぬ
(
おまえ
)
人間哀しき
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