Sakurarira
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投稿数
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あなたとこなたその隙間 埋めるもの 言葉であるか それともなにか
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大丈夫 ただあなたから 聞きたくて いつも押せない 緑のボタン
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吾の奥の 影を認めて 撫でてやる 筆を手となし そっと書きおり
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歌をもて 我を殴るも 諌めるも 知りてなお堕つ 我が影の常
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夜に溶く そのためにだけ 召喚し でも我がまなこ心 かの彼に向き
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ゆらゆらと 揺れる私の 手を取りて あの目は君を 見ていたという
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君の声 あまく頼りて 紛らわす 慈しむ目の ゆくえ行方を伏せて
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好きなんて嘘って言ってるそばから 爪の先すら溶けて混ざってく
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水面のように揺れるを知りてなお 君はわたしを 火の人と言う
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遠ざかる 勇気はなくて 立ち止まり 君の体温ねつだけ いまは灯火しるべ
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離れつつ 揺れつつわれら 並びおり 手の温もりで 影を止めゆく
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「離れてる」 君はいうけど 「触れてるよ」 怖さ隠して 伝えゆくわれ
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離れてた 君に近づく 同じよな 違うよな「好き」 その距離感に
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星に願うと 希望を疑わず歌う星達 眩しすぎて今は目をそむく
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触れていい その言葉さえ 疑って 君のとなりで 手をこぼしてた
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ため息も 撫でてあげると 君がいう その言葉はまだ 少し震えて
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君の背を も一度撫でてみた我の 指をそっと 伝う湿度
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ぼくの光だ なんて言葉を 息みたく 吐いてる君を 信じていいの?
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名を呼ばれ 強く引く声 手繰り寄す 君がやっぱり いいんだもん
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あの日々の 君の背ばかり 追い求む そこにあるのに どこにもないの
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体温を 探す指先迷うけど 骨の硬さに 弾き飛ばさる
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骨の浮く きみの背中に寄りかかり 心地よくなくて ちょっと離れる
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歌という 己を守る盾を得て ここからひととせ また歩まんとす
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我は我を 言葉で殴り倒すとき いさめるきみ歌が いてくれてよかった
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噛み合わぬ 心と台詞を つぶて礫にし 己で己を 殴り倒さん
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きみとして そのままそこに あればいい そういってくれたようでもう十分
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誕生日 嬉しくないよ、もう。 言いながら ピンクのはなは わたしをくすぐる
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短歌とは レゴのようだと 腑に落ちて また今宵も カチカチ組み立つ
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噛み跡も 膝の温みも 愛しくて 奪い合え僕を、なんてみている
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甘噛みは 子どもの遊び この膝の 温もり知らぬ おまえ人間哀しき
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