Utakata
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さくらりら
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君の背を も一度撫でてみた我の 指をそっと 伝う湿度
4
ぼくの光だ なんて言葉を 息みたく 吐いてる君を 信じていいの?
7
名を呼ばれ 強く引く声 手繰り寄す 君がやっぱり いいんだもん
5
あの日々の 君の背ばかり 追い求む そこにあるのに どこにもないの
6
体温を 探す指先迷うけど 骨の硬さに 弾き飛ばさる
13
骨の浮く きみの背中に寄りかかり 心地よくなくて ちょっと離れる
7
歌という 己を守る盾を得て ここからひととせ また歩まんとす
15
我は我を 言葉で殴り倒すとき いさめる
(
きみ
)
歌が いてくれてよかった
10
噛み合わぬ 心と台詞を
(
つぶて
)
礫にし 己で己を 殴り倒さん
11
きみとして そのままそこに あればいい そういってくれたようでもう十分
12
誕生日 嬉しくないよ、もう。 言いながら ピンクのはなは わたしをくすぐる
8
短歌とは レゴのようだと 腑に落ちて また今宵も カチカチ組み立つ
9
噛み跡も 膝の温みも 愛しくて 奪い合え僕を、なんてみている
6
甘噛みは 子どもの遊び この膝の 温もり知らぬ
(
おまえ
)
人間哀しき
5
その腕に甘噛みを許されしは我
(
あんた
)
毛玉の役目じゃないんだから
4
だらけなよって許可が嬉しくてだらけられなくなっちゃったじゃんもう
6
きみの膝で丸まる毛玉をじっとみる きっと
(
そいつ
)
毛玉は私がきらい
6
同じ場所のほくろ見つけて嬉しいくせに 好きなとこは違うとこ
9
いってきますって言ってうふふとなっちゃう 大寒に根を張る冷えに背いて
8
きみと呼ぶきみの声の熱を確かめる 同じ名でしか触れられぬ夜に
5
きみがきみと呼んでくれた それはわたしのきみと同じ温度か
7
揺れるなら揺らして壊してしまえるな なんて妄想だけで終わる
5
いいねいいよね大人だね 境界線に揺れるきみと深夜に
5
かわいい私でいれてるかななんて 思うなんて思わなかった
8
守るなんて慣れないからさ 受け取れぬ自分を責めて闇に溶けてく
8
よき昼だ なにそれと笑うそんな今日 明日もまたね あなたと笑う
13
桜色のそのつま先に熱伝う 無邪気なふりが なまめかしくて
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