寂し気に立ち去る君よそよ風の香る春の日別れの季節
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親でさえ弱き人間ひとだと悟らずに不幸重ねたわれを罰せよ
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老乱視裸眼で見ればあちこちで焚火と紛う水仙の群
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入口を背にして坐るデスクにて猫が見てをり我の背中を
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爛々と光る猫の目黄桜の一輪二輪と似てる気がする
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散々に風を吹かせて 春は往く 戦の嵐 まだ収まらず
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見下しと見定めの季節朗々と過ごすクロッカス雨が降るまで
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竜宮に未練たらたら泳ぐ海 振り向き投げるキスが重くて
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それと知らずAIジャズに揺さぶられプレイリスト上書きの夜
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蝶を見てのどかな春に微笑めばしかめ面する畑の主よ/食害
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お砂場に幼稚園児が殺到し「お砂お砂」の大騒ぎなり
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水槽のギラファノコギリクワガタと並んで、きみらピース似合うな
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順繰りに 咲く時期を待つ花々の 自然のサイクル 愛でるたのしさ
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ラベンダー 蕾たくさん 背伸びして 桜のあとの リレーの如く
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眠ってた 冷食ストック 呼び出して ランチのお供 赤玉ワイン
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「デスノートあったら誰の名前書く?」「あんたにだけは教えられない」
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酒好きで免許返上しちまって遊びに行けない雨の休日
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少しずつ人の生活を思い出す 生殖を求むヒトの社会で
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水槽の一メートル外水跳ねり 金魚や金魚 春は爛漫
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新調のスーツ姿入学式 やがて氷河期来るとも知らず
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夫と私同じ表情かおして交わす一言オオタニサン 今日の天気や如何ならん
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転勤で夫と別居一人行く桜の花は今年で四度目
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オーエスワン 一夏越して 冬越して 必要なければ それで良き事/買い置き
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青大豆水で戻して茹でこぼし 塩かけ冷ます自慢の粗肴
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悩みとか苦しみなどは余るほど あるから作る自分への「甘」
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春風を彷徨さまよひ 羽化したてのはね休ませつ 花求む初蝶はつちょう
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アメリカが爆弾背負って来る明日わびぬれば 今はた同じ 難波なる 身を尽くしても 逢はむとぞ思う 20/100 元良親王
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曇天に星を隠した雨夜空 故人を偲ぶ月の命日 /2026.04.08
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たくさんの「はじめまして」に出会う春きみが桜に見えた気がした
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朝の日の障子に透けるしずけさは黄金こがねのうすい柔らかな夢
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