零点の 私に愛の音 奏でてくれた 生を感じた 更待月の夜
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ストレッチ 一ヶ月経ち その結果 届かない床 さわれるように
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まだ見えるただ一点に光よりここで殺しておけば良かった
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車窓から 見あげた星々 さんざめく  僕らを繋いで鷲になろうか
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昔愛した人へそして愛せなかった君へメリークリスマス
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冬枯れの始まる頃に可憐なる黄花きばな嬉しき思いは同じ /ねこ母さまへ
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人数分お菓子を買って来たのにさ 一人に全部食われて悪夢
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全部そう 胃に入れちゃえば見ずに済む いつまでそんな感じでいるの
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恥ずかしい 誰もいない家 ハミングをやめる必要なんてないのに
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生きねばならぬ 生きたからには本人が それを望まぬ 地獄としても
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暗闇に 擦ったマッチと手が浮かび ただ寂寞なる 冬と鬱屈
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キバナコスモス 京にも咲くと いとうれし 我にとりては 教会の花(教会員さんが、丹精こめて咲かせています😸🌸)
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我が国の アニメ―ションの 細やかさ 娘がハマる 私もハマる
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積み上がる石の下には虫がいる。だめだよ裏は見ちゃいけないよ
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崖の下 道の先には何がある?全部、全部が夢だったらな
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粉雪が積もる道にも頭にも 外は寒いようちに帰ろう
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我が国の 超複雑系 折り紙は 世界に誇れる 素晴らしきもの
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しがらみを裂いてちぎって海に撒く。沖まで行けよ戻ってくるな
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みどりごのむずかる声に愛のある笑い声立つ待合室に
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それぞれの少年それぞれの少女どちらもドンキホーテのように空へ傘を刺す
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失った後の気持ちは悔しくて失う前は分からないから
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質感も色も変わったクッションにぬくもりだけで慰められて
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二日前 彼のとなりで見た夢は口から出ずに消えてしまった
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雀との距離が縮まった気がして逃げる彼らの鳴きまねをする
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ここは海じゃないこと知っててこんなにも僕を癒してくれるの海月
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ささやかな誕生祝いのあて先はたった二ヶ月先のワタクシ
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牡蠣届き 生を喰えない奴、フライ? 酢牡蠣しかない 加熱用買え
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足跡は新雪踏みて倉庫まで「犬のトイレはここではないよ」
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前歯ない姪が「ひみつ」と金平糖くれてゆっくり溶ける手のひら
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孤独死の 行場亡き膿引き込んで おまえの居場所 消してやるから
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