色落ち葉拾って帰る通学路 “ママあげる” 汗ばむ手には真っ赤な紅葉
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ねこたちの丸まり具合気になりて エアコン・温度計 こまめにチェック>寒いかい?
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膝上の2箇所に肘つき 跡になる 「よっこらしょ」とはまだ言わないが(今のところ)
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家の猫 秋の寒さで 身を丸め 布団敷く我に 寝かせとせがむ
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オホーツク隔つ波間に帆を立てるその貝柱食ってみな、飛ぶ
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明日から来る新人さん指導する私もめっちゃ緊張してます
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ありがとう、 さようなら。 でも なんでなの ずっと隣に いてほしかった
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白鳥も 水面下では 懸命に 足を動かし 優雅に泳ぐ
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じしんなく おおなみたつは 怪獣の ガメラかゴジラ  あるいは使徒か
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君以外 愛してくれるヒトいない わかっていたけど わかってなかった。
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疲れたらとにもかくにも寝るしかない 忘れるはずが 悪夢見る我
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振り向けば夕焼けに染められた街君の心が今分かったよ
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小学生だったあの子が娘抱き 祭りに参加時の流れ感ず
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寒くなり 猫も自分も 起きづらく 秋眠も暁を覚えず
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無垢な目で イヤリング握る 赤子見て もぎ取られないか ハラハラす
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時々は共食いをする奴もいる。そういう群としてやっていく。
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テレビでも紹介されて次からはカメラ目線で写る心霊
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痒いとこ掻いてもくれずほんとうに役に立たない背後霊だな
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怪電波未来の国から受信中我宇宙人あなたはだあれ
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ふらっと来て我が家を選び十五年猫様のココふらっと旅立つ
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髭男でホメオスタシス知ってからそれについての歌を詠みたい
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人間の家が心のなかになくきみのことばに滅ぶ祝祭
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もう二度と惨めだなんて言わないでカーテンの波ずっと眩しい
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キツい日に 穏やかですと 書く手紙 届くころには 越えていたいと
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気に入らぬ皿を投げ割る猿の子を抱きしめて殺したくなる冬
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愛一つ無きを悟りて断捨離す これで残るは脳の内のみ
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カラスさん 外でカーカーいっている ねこたち起きて カッと目を開く
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明日あすのこと おもいわずらい 日が暮れる 今日という日が もったいないね
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手の上の豆腐に包丁入れるときあるいは母の子宮を出たとき
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不真面目になった一限をサボった二限もサボった今日もただいま
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