ヨガマット目にした女児A「まほうのじゅうたん」女児B「いったんもめん」
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夜も更けて無人の派出所過ぎゆけば血豆のごとく腫れる赤灯
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何枚も死亡届をコピーして何度書けども複製せぬ母
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何となく予定の歌を差し替える緊張のラジオ震度6強
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ねこたちは まどべにならんで おそとみる 「あめだにゃ」「あめだにゃ」 「ねむいね」「ねむい」
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お菓子でも小さな子供が好きなもの 霊能者からの助言を守る
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父の兄 幼き体抱っこされ 立派な遺影はその子にはない
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五月雨の古([降る])江の真菰(まこも)仮([刈り])にだに来ぬ人ゆゑに恋ひわたるかな
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歳を得てマルチタスクの中抜けて 失うほどに朝のすがしき
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母親が施設に行ってちと安心朝からの地震心が折れた
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厠にて座して唸れば暁の あにはからんや 結句の結ぶ
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名を問えばキクイモというデイの庭青葉茂りて生き生きとせり
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デイ友の悩み聞きしが老いゆけば一様にある健康不安
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ブンブンと羽音の如き草刈りはたまさかキンと石を弾いて
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君の肩濡れないように持ち替えて期待している右手のネイル
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五月雨に涙尽くした紫陽花を縁どる「やくも」の車窓過ぎゆく
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揺れの中寝たきり母のベッド脇逃げるにしてもありゃりゃこりゃらだ/地震
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傘立ての隅の長めの邪魔な傘相合い傘も想い出の中
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見て! 世界! 本日おろしたこの傘は、何を隠そう推しの色です!
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例会へ締め切りせまる詠草をくり返し直し初めにもどす
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教室にひとりぼっちのかたつむり あたしはスイミー ぼくが目になろう
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たのしくてすごく惨めな恋心 忘れちゃいなってみんなは言うの
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俄雨(にわかあめ) 恋煩(こいわずら)いに 似たるもの  ふ(振)ったり や(病)んだり
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情景の純真無垢さに 我が悩み小(ち)さきことかと 思ひ知らさる
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この雨は 次第に強く なるでしょう シャツはinが ええ思いますわ  
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鰻重(うなじゅう)と鰻丼(うなどん)違いは 器(うつわ)だけ  花鳥風月 御重(おじゅう)を選ぶ
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降り注ぐ 無数の音符が 鍵盤を 時に激しく 時にやさしく
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雨の中 殻を背負(せお)って ゆっくりと  歩む蝸牛(かぎゅう)に 処世(しょせい)を学ぶ
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重箱の隅にあるなしご飯粒 蒔絵を愛でぬひとの哀れよ
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ラベンダー、あじさい、あやめ、クレマチス  雨季(うき)に盛(さか)りし 紫の英(はな)
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