ぬいぐるみとかかんざしとか抹茶とか パンケーキ とか わたしにはないのに
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目を閉じて ただ雨音を 聴いていた 大丈夫だと なだめるような
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穏やかに 笑い合える日 君もまた 忘れぬ記憶 口に出さねど
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嵐にも 距離にも負けず 君が来た そのことだけで 何もいらない
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風呂で泣く姉と外側でぐしゃぐしゃになった下着と雨とぼくの3DS
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塩対応、苦笑する顔 それが好き すぐおじさんを 自称する彼
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山車だしを引く 法被はっぴ姿の 夏祭り 休憩の間の カルピスの味
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ふたつみつ ベルを見るたび 胸踊る ふいなつぶやき 共感の赤
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すれちがう綿あめを見て角曲がる知らない街で夕映えの君と
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眠いのに 遊び疲れて眠いのに 脳が勝手に三十一文字みそひとつむぐ
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仕事終え 足を引き摺り 帰る道 草むらの百合 おかえりと言ふ
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今日の日に隣で笑う君がいれば最後でもいい僕を救って
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銭湯で友と使いし石鹸の減りが嬉しい夏の夜かな
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室生寺にて緑濁の池に数匹の金魚よ眼に鮮やかな朱
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各停に揺られまどろむ帰り道 陽の沁む瞼のだいだい色よ
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つぎだよね おりるボタンはオレがおす せのびでとどくし  「次は終点」
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側溝の 隙間ふたする ノキシノブ 底に太古の もりを隠して
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童心に返りて ふたりで3時間 夢中で歌った 歌って踊った(踊ったのは私だけ(笑))
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「頑張れ!」と届いた 話の終わりかけ 気づかぬふりする 乙女心よ
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うすら恋 流れる歌詞の 気の揺れに まだこれほどはと 認めぬこころ
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思い出を泣くだけならいい「五年後に離婚するから」わしは保険か
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「ばらの花」君が好きだと言った歌。くるりと回って歌ってみせた。
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ぶらついて 関税にげたか 貝柱 ホタテフライは 二個 四百八十
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人類は 世代交代 繰り返し 生まれて死んで 子孫は続く
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老人が 老人送る 葬儀にて 明日は我が身か はたまた君か
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洪水が 襲うほどまで 雨が降る 時と場所さえ 探せば当たる
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糖分を 取り過ぎてます 疲労感 半端じゃないよ 眠気が取れず
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妄想を 除けばいづれ はっきりと するべきことが わかると思う
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ぐったりと 老人たちが 集まりて 幼子たちに 祭りを開く
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秋が来て 冬近づきて 温暖化 これは二期作 チャンス到来
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