年月としつきを 超えて出す癖 マグカップ 戻す棚より あの日が匂う
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希死念慮 浮かぶのは夜だからだと 言い聞かせながら ふとんにもぐる
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帰り道マスクにメガネ赤い暈夜道にわたし止める信号
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スパ銭で半日過ごすくらいでは癒せぬ疲れ思い知らされ
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ふと消えボールペン何処?ドタバタと猫が何かを追っかけていた/???
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正月に親戚で囲む円卓の 繋ぐ会話にアンカーはなし
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終電が過ぎて深夜を埋めてゆく誰かが動かす 鉄のうなりに
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犯人は防犯カメラに変顔をする男でしょうか?店長
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平均を上回りたい欲がありやや恥ずかしい大人だろうな
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影法師少し嫌いなあなたとも寒いねという共感があり
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この街に来たことがある端末が拾うまねきねこの電波を
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世の中は論理のようで感情で動く ほら嫌な奴が死んだ
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寒さゆへ時すら縮むと思ふ日々 むつむ間もなく睦月は過ぎて
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受話器持つ指の震えをそのままに 友の笑い声もう還らぬ
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名も知らぬクッキーを食う 短歌では表現できない激務を終えて
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締まり雪 踏む心地よさ 酔いしれて 鉄格子グレーチングに 拍子狂わす
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息が合い肌を重ねて来た証拠上手夜明けのコーヒー旨い
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ブーとなり目が覚め出るとアツアツにこんな夜更けにバルサかよ
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レコードにならない作詞家をずっとしている古希よまたもフラれて
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めでたいと思う気持ちは私にも あるの身体が追わないだけで
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人のこと思い通りにならないと 嘆く私はただ思うだけ
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月の下のあの星があなたの目の下のホクロみたいね、あ、目逸らすなよ
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大雪に鉄道止まりし大寒の選挙戦とは耳を疑ふ
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この部屋には東京タワーも君もいない青いカーテン揺れる夕暮れ
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やさしさで繋ぎ止めて 地獄の底で一緒に踊ろう ラルララ
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湯気の立つ釜揚げ蕎麦を運び来る茶髪の彼の白き指先
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YSLのシャツを着て俯いて笑う君に横切るかつて見た鹿の群れ
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サーブミス スマッシュミスで 大笑い 勝負とは程遠い クラブかな
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しあわせね、末永くずっとふたりでね でも願わくば、つづかないでね
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ぬばたまの夜さり来れば光る店 駆け込んだ先の世間シャバに癒され
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