夫婦とも 体調崩し 孫と会う 機会を逸し まずいスタート
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銀世界 嘘も隠せぬ静けさよされど舌先三寸の雪
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昼間から 眠気が差せば 寝ればよし なにかをせねば 時を惜しみて
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謝れと 言われる前に 謝ろう それが得策 長生きのコツ
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失敗を たくさんしても 謝れば 赦されるなら なんでもないな
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失敗を 冒さないため 唯一の 手立ては何も 手を出さぬこと
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仕方なし 人の心は 朧気で 人の記憶は 不確かだから
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新年も 去年と同じ 毎日が 始まりました 分かっちゃいたが
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ふと見れば いつの間にやら 昼時に 年賀状やら 今頃出すか
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ひかえめに微笑みかしげる白い首あの子の舌は三枚あるとか
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鏡餅 上の招き猫 よく見たら 笑顔でみかんを捧げ持ちたり(だめじゃん!猫にみかんー!🙀)
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福袋のおトク感たしかに 分かるけど 要らないものもある(入ってる)といふキミ
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いつもどおり妻の叱咤で始まりし君は転ばぬ先の先の杖
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またも行く オートサロンに 電車にて いつか全日 見たき願いて
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西船で 四季島見たり 睦月の日 幕張向かうに 良き気分かな
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スーパーで アボカド売り場 どこですか? あの曲がり角 アボカド(かど)にあります
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粉雪をかき集めてはダンプ押しひたい汗ばむ降雪の夜
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排雪車が 積もり固まった雪を 根こそぎ持ってく 人には出来ん!
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夜の梅あんこ好きには極めつけ名付けた人のうたごころ誉む(虎屋の)
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介護中何かしたくて豆を煮し思い出連れて小豆煮ており
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いつもより 重量感じ ずり歩く 病院向かう 古びた革靴
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土曜日の朝はチーズのベーグルだ おいもベーグルは昨日焼きたてのうちに
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寝室まで あらーむ鳴らずとも やってくる ちま猫ちゃんの おかあちゃん恋しいとき(おーきーて、ニャーン)
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想念は風のごとくに吹きさりてノートの隅にのこることの葉
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スマホ時間減らして読書に充てようと決めてもついついウタカタ眺む
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旧友の重き病を知らせたる友のからの寒中見舞い
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松飾り新しき年寿ことほぎて取りて始まる日常も良き  
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摺りおろすお手伝いなら率先し大根おろしにハマる兄弟
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本当は汁粉の方が好きだけど言えないままにぜんざいを食う
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今日もまた烈風の中散歩するまっさらなキャンバス塗るが如くに
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