鬼は外 多様性の この時代  鬼も内にと なる日も近し
21
〇「鬼は外」かつての声は懐かしく 塾向かいたる吾子の背送る
25
大海を 渡るためにぞ 舟を編み 小さき光 すくい集めむ
11
丘越える風にはためく旗見える訪う先は老健施設
9
禁じ手の炭水化物で酒を呑む 太巻寿司の詐術に落ちて(恵方巻2)
22
7巻が、歯抜けの書店 この街のきっとどこかに2冊ある家
15
その昔関西だけの風習が 今や全国コンビニパワー(恵方巻)
21
ただいまと同時にチョコをひとかじり褒美ではなくこれは兵糧
16
週一の休肝日にはノンアルで酔える進化系老人となり
18
(※ 恋に長し愛に短しこの距離は「中途半端」と訳してもよい)
14
将来さきを見て酸しも甘しも言えぬから「自分らしさ」と呟いている
10
ユリカモメ 漂うにおいに 誘われて 下り立ち群れる 冬の魚市場
9
スカートをめくった相手はわたくしの おそらくそれは初恋の人
16
願わくは夫の持病を全て持ち去りてくれぬか 鬼は外
27
自白するスカートめくりをしましたと 学級委員にうなじをたれて
16
やすやすとキレイゴトだけ述べたてる 戦後昭和の学級委員のごと
16
君の音を耳の奥へと携えて 最期の時まで側にいてね
5
母看取り 早七年目 最期の声 「そばに居て」胸に 今日も家守る
14
食事なら何でも合うのがビールなら月に合うのは純米吟醸
18
月をみる笑顔の君が映りこむ今だけ月は僕だけの星
15
ただくるしくてさみしくてこわかったつよさとはしあわせじゃないから
8
明日とか現実だとか言うけれど 簡単な話 生きてたいだけ
6
みんなからいいねをもらい60いいねくらい集めて人気の歌にランクインしたい
5
まだ口に 残った酸味 あの夏の ミカンの青さ 十六の空
13
けふはまたトモサンカクなる語を覚ゆ 晩酌すすむ 明日は立春
17
潮風に吹かれて咲ける水仙を偲びつつ見る道の辺の水仙はな
31
淡墨に青を浸したやうな空にエレベーター塔は孤独に立ちて
15
恵方巻 ばっさり切って皆で分け だって色々食べたいもんね?
16
恵方巻き夕刻スーパー影もなく買えば済むかと当てにしたのに
12
好き嫌い 言ってるうちは まだまだだ どっちがましか 逃げ回るだけ
2