ダメ元で 一泊旅行へ 誘ったら いいね!と言われ うごけなくなる
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また使う かも知れないな とりあえず 置いておこうと 何年物だ 
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品を着て お金を食べて 礼尽くし 誰も見ぬ間に 小便済ます
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お餅はね庶民のヒーローなのかもね力持ちだしお高くないし
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音楽は響く周期があるみたい彗星みたいに僕の心へ
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冬だからやっぱり心は凍てついて季節の声もひっそり眠り
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ひげを抜くその辺に捨てる少しでも一緒に生きてくれてありがとう
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さてさてと 待ちたる布団 抱き寄せて  まどろみ夢の 君に包まる
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きたながれ いえの洗濯機 つかうなと 仕事がえりに 深夜のランドリー
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「明日こそ」 そう励ます事 わるくない 今日できなかったことができるよ
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そうそうと 人のうた見て 頷いて  斯様なうたを いつか詠めれば
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生きる知恵 守り続けて 痛み出し 気付かぬうちに どこへ向かうか
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2回目の洗濯物干しお願いねベランダ出れば干す場所は無し
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今じゃない そして今だけ 過ぎていく この身体だけ 過去に残して
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私もうステイルメイト、狭くなるモビリティに押し潰されて死にたい
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無いものに 名を与えては 可愛がり こぼれ落ちては 嘆く可愛さ
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想い出は街をぐるりと歩いた日 兄の遺した紬をほどく
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QRコードでなんとか注文す 久方ぶりの老人会など
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赤すぎる金田のバイクより赤い金目鯛きんめを食す味はそこそこ
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舞台上 延々と踊らされるから 幕間が欲しかった そう言って君は幕を引く
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冬灯り 湯気をつついて 我が子妻 在るもの見えて 何を望むか
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音低く吹くハーモニカ少年の日の記憶から拾い出しては
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年の瀬は誰もかれもが急ぎ足独り身の吾おいてけぼりで
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刀持ち 何も斬れずに 夜が明け 泥無き手だけ 今日も震える
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2ヶ月も職失いし炊飯器今日は賞与だたんと働き
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雨の降る 師走の街に ちり流れ 過ぎし一ひととせ 思はるる夜
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斬らぬ美を 鞘に封して 磨き上げ 泥知らぬまま 戦さを語る
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空き缶とペットボトルがせい比べ六畳一間は今日も賑やか
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その辺のススキ見つけてほらご覧きみの歌にも風にゆれつつ
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ほとばしる 乾くくちびる 湿らせて 食べる饂飩を すいて撓らせ
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