毎日を何気ないまま過ごしても 時にはささる小さな棘が
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お互いに微笑んでいたあの頃に戻りたい けど君を忘れたい
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させてよね 挨拶くらい あの人を 思い出させる 梅雨の去り方
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もうちょっと いてもいいとは 思うけど まだまだ梅雨キミを 味わえてない
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連絡は して欲しいよね 来る時は メリーさんでも 出来ることです
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連絡も手土産もなく 来て そして 勝手に帰る 梅雨の野郎め
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思ひわび身はぬけ殻となりにけりひとすぢつづく初蟬のこゑ
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ぺったりとこの暑いのに張り付くつく猫に鬱陶しくも悪い気はせず
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できるだけ 木陰を歩く 鳩さんと ならんで歩く スポドリ要るかい
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いみじくも能ある者は責務有り爪を隠さず煎じ飲ませよ
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炎天に風は吹かぬかこころにははやなつかしき花の朝露
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アドバイス肝心なのはどうすれば実現するかそれが知りたい
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毎日が 悔い改めの 日々となり 生まれ変われる 再生の時
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母さんが妙に照れてる 白髪の紳士とばったり再会した日
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徒歩バイク車に乗って立場知り立場立たねば解らぬ人世
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清純派-AV嬢があると聞き世の中ちょっと楽しくなった
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世の中に 生きる道あり 人の道 獣の道や 神の道あり
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キリストの ように生きると いうことが ただ唯一の 生きる目標
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欲を捨て 愛を持てれば キリストの ような生き方 することになり
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ファミレスのセットメニューが複雑で何頼んだか分からなくなり
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あの世では 愛を持ってる 人だけが 幸せだとよ 永遠だから
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死ぬなんぞ ただの儀式に 大差なく 卒業式と 思えばよろし
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あかつきの微光の洩るる カーテンの隙間 早朝覚醒す夏
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春 桜ユキヤナギ咲く遊歩道 夏の日差しにアベリアの花
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たこ焼き屋のおばちゃん さぞかし暑かろう 水無月末に 熱風が吹く
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この世には なんの未練も 残さぬよう 心して逝け 悔いは残すな
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猛暑日に子に叱られてエアコンを入れて我が部屋楽園となり
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じわじわと 我が身に届く 陽の光 紙に落とす 右手の影を
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どんどんと狭い世界に生きているそんな気がして歩き始めた
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開けられぬ 窓のむこうに いるだけで ぬくもりみたいな 猫をみている
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