土日には朝寝をするがカミさんはいつも通りに早起きをする
9
五月晴れ  「四つ葉を見つけた」 とびきりの 君の笑顔に 三つ葉!それで良し
10
今日一日ひとひ生きてたことの証としうたかたに歌残す幸せ
18
ヒサルキを証言した子眼帯を両眼にかけて引っ越してった
7
スクワット 朝から10回 気合い入れ 髪も結いて いざ仕事へと
29
横棒を いくつ足しても 同じこと 別れを決める あみだくじを引く
6
五月晴れ燦々と降る紫外線碧玉洗う我耳を焼く
5
«ちゅ~る»をばむる我が猫 嬉しさうに ソフトクリーム嘗めをる如し
20
別れたい キミが真顔で 言ったから 俺も真顔で いいよと言った
4
ムスターファ村の船頭六十歳まだまだ若いこれからがある
9
幸せをほのかに感じる時がある そのまま続けばここに幸あり
16
故郷捨つ我の背を刺す母ののやさしき光りに永遠の傷あと
32
連休の 明けし仕事のやるせなさ 十年ととせ経て今他人事なりて 
21
かたわらに 君が居るただそれだけで 今日を生き抜く理由わけが見つかる /愛猫へ
19
肌の色は移りにけりな悪戯にエー・アイやらが書き換えるので
5
小豆にも蕎麦にも稲にも実があって そいつはきっと人にもあって
3
枕木の上に死んでる人たちを寝かせて走る産業列車
7
オレは裕次郎だ「北の旅人」だ「いい友達になりましょう」から
22
文字どおり五風十雨をくりかへし気づけばすでに立夏をすぎぬ
12
義体ではないしそんなに簡単に心を入れかえてなんてこと/無理
16
わからずに ついつい将棋を 見てしまうのは この世が白黒 つかないからかも
4
月光に彼の日の君を魅せられて 偲んだ記憶 路肩に転がす
8
夜に溶け形をわすれ名を失くし運が良ければ朝には帰る
14
すみません母の日私は不参加で お願いします、あ、来月も
3
高々と 峰の連なり 天示す 氷へ登り 無となる心
22
高速道 列車の架橋 古き家 漁船傾く セピアの運河
17
自転車で登り下りを繰り返す苦が萌ゆ消えて夢中なる道
16
消えかかる愛の記憶の一輪のブリキの花に自分を残す「第9地区」
8
カラオケの床に散らばる若さたち 拾い燃やすは違う若さで
4
彩りのスイートピーの蝶々が朝の歩道の人へほほ笑み
20