切られたり潰される夢を夜に見て明日の夕餉は角煮が食べたい
6
聖夜には いつもと違う ボトル開け 想い昇天 焼畑やきはたけぶり
12
三粒の錠剤を飲むその時に吹く風にはためく旗よあれ
3
今日だけは許してくれる免罪符 自分に御褒美サンタさんより
8
ジョンデンバー聴いて鼻水垂らしてる 君は聖夜に安らかでいて
4
盲目の友人は雨を感じると自分のまなこへハンカチを置く
7
「広島おんなエレジー」作詞した二十歳モテ期だったと言うのはタダで
6
十年後の時間感覚ねえそれは一瞬なのか永遠なのか
4
大丈夫私夕飯を食べてる布団の中で泣いたりできる
8
頑張れと背中を押す人は増えたが応援だけで今日もうるさい
4
句を歌を詠む暇さえもないほどの仲良し古希の初恋なんだ
9
もう一度初恋をするまだ古希だあと五十年百二十歳(ひゃくはたち)まで
6
広辞苑酷く薄いよ私のは 学ばなくては 広げなくては
5
愛してる以上大好きいい歳の恋は仲良しだけで初恋
7
生きてゆくだけで存在証明も私にとってのシナリオとなる
8
明日の朝君どんな顔するだろう 親もわくわくクリスマスイヴ
6
「そういうさサンタ頼みの子育てはやめてくれない?」君が反論
6
「言うことをきかない子にはサンタ来ない」効果覿面魔法の言葉
6
どうしてこんなに明日を願って昨日をこんなにも恨むのだろう
4
そばにいて、貴方と飲むとこのチョコがさらに甘くてしょうがないから
7
わたあめみたいに味も覚えられないのが僕の人生だった。
8
アレクサと「恋人たちのクリスマス」歌って踊るティーンとアラフォー
13
クリスマスケーキ美味しく食すため夕食メインと白飯減らす
12
風呂釜の管にレンジの内壁に大掃除する合間に除雪
13
白々と染み入るようなカーテンを開けるたびほら、指先に冬
20
幾千の瞳が微笑みあっている今宵は一緒に光の中へ
15
可愛いも魅力的だねも全てが嘘に聞こえる クリスマスの夜
8
早起きしイオンで買ったチキン食べ仕事始めるクリスマスイブ
9
クリスマス朝からずっと仕事漬け見積依頼がプレゼントか
9
永遠の歌姫「ひばり」僕の詞を歌ってくれていたらとあの日
6