路地裏で雨に流され消えていくあの子が描いたなが〜〜〜い線路
13
間違えてばかりの地図をひらいてる私に「赦し」の雨が降る夜
26
運河って書けば少しはきれいかな涙もいつかは海へゆくから
22
駅伝を炬燵で観賞年明けは いつも甘えていたんだなぁ
4
団体に寄付したぬいよ、さようなら かわいい天使にもらわれてよね
31
三冊の図書を借り出しお年玉ちいさき包みを両手に受ける
29
ベットにのぼり 空気に言葉を落とすこと それはわたしの生きている証
4
七草をパックで買ってレトルトのお粥に混ぜる時短の祈り
12
雪景色 寒くなければ 真っ白で 美しいのに 寒くなければ
8
そうここで彼のshoutは始まった多摩蘭坂にふと立ち止まる
12
外は雨 吾子の泣き声 響く部屋 もう14時か まだ14時か
9
「ポリープが良や悪でも構わない」 涙の子らの抗議に まだ、生きねばと
13
メンタルに星を宿して強くなれジョジョ徐々に連なれ僕らの正義
14
部屋中に カラフルなおもちゃ 溢れても 君選ぶのは 絨毯のタグ
17
深夜2時 子の胸の上下確かめる 母は強しと 聞いていたのに
10
あの時と変わらないまま 俺だけが知ってる裏道はガタガタだ
5
みんなで食べるご飯 おいしくてたのしくて  思い出に変わってゆく
6
たいせつなひとで頭がいっぱいで、国道、緊急地震速報
7
七草粥 想いを込めて ただ食めり 「みんな元気で ありますように」
24
見ないでね 全部バレたら困るから 告白するなら口で言いたい
5
雪の色は 赤い煉瓦を 淡くして  風に流れて 花の散るらむ
13
どこかではほっとしていた 低きへと易きへとただおちてゆくのを
12
5ヶ月間 違う違うと探す日々 答えは意外 平易な言葉
18
こんな日も鳥が夜空をめくり上げ駄目な昨日をさえずりにする
40
結露するカーテン少しめくり上げ君が来るのを待つ一分間
21
最初こそ これだけやると決めていた 今じゃ現をブチ抜いている
4
魔法など信じぬ君は大人だね きっと魔法にかかっているのさ
16
いい加減服着てくれよ我が息子風呂桶片手に部屋駆け回り
6
「知らないの?」得意げなきみ可愛くて いつも記憶を喪失させちゃう
8
寒空のもとにチャイムとはしゃぐ声聞こえ日常戻る朝かな
6