じゃかじゃかと 鳴らす六弦 Eマイナー 我が家の末っ子 ギタリスト
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胸の奥 声にもならぬ 闇の中 うすい月さえ うつむいていた
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陽のあたる 場所をさけては 森の奥 わたしの影が 薄れていった
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触れてみるのっぽのブナの滑らかな木肌優しい温もり感ず
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湿原の花目指し行く道中は清らかなブナの森に包まれ
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よちよちの幼子たちとカゴ乗る子 今朝も嬉しき 天使の散歩
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引き続き 人手不足で 業務過多 多忙な貴女に 笑顔をあげたい
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なんじゃこりゃ節々痛いなんじゃこりゃハハンなるほど昨日のバイク
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流れゆく 川にとけこむ 小石らと ちがう静けさ 抱えて沈む
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風にのり 遠く聞こえる お囃子に 身も踊り出す 商談帰り
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晴れ日でもプール入れず水筒にせめて氷を多めに入れり
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よその子に手を掴まれてほっこりとにわか黄帽に父をよそいし
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厚き日に 草取りをする 職員を 空調服が 涼を繋ぐ
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花のなか ひとつ揺れずに 残された 香りはどこか まざれぬままで
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ヒトのカラダ あちこちケアが必要で 歯とか目とかも 定期メンテを(こころもね)
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「お遊びは、もうお終いだお嬢ちゃん」 無慈悲にも月曜の朝が来る
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見上げれば まっすぐ帰る 燕たち ただ見送って わたしはここに
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猫猫寺にゃんにゃんじで「猫博にゃんぱく」開催してるらし おなじ博覧会なら ねこがいい(笑)>京都だけど。夏の間は行けんな🥵
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夏空のもと 微温湯ぬるまゆの心地よき 風鈴のを奏でをる風
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祈りの歌 自宅からでも 届きます 天に向かって 感謝の祈り
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心地良く疲れ果てたる 日曜晩 まともに寝られた 神様ありがとう
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張り紙の多いコンビニ ワンオペは研修生か尿ゆまりする朝
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おもひでの割れた器を買ひ直すいじらしきつままた怒る妻
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いつか会うならお互いまちがえて持って帰った半月持って
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串揚げはソースをつけずかけて食ふ友のビールのピッチは速く
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白亜紀の いきものたちも 知っていた 死ねないときにでる力こぶ
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プライドの短歌うただと分かった一目見て 虹の旗なくも我らはここに
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空撮が追ふ単行列車は海沿いを 待つ人居らぬ駅舎も映り
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妻とを大鰐温泉へ送り出し飛行機修理!ユーチューブにて
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笑点に和む夕餉を噴きとばすマグマの怒り闇に揺れをり
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