今までの悔い一つずつ拾いゆく暗がりの先に輝きを置け
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ボクを噛む 黒く醜い カラスさえ 誰かの孫の いシマエナガ
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ぶっ刺さり忘れられないきらめきに届くためならどうでもいいよ
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店先の生け簀に夢中な我が息子魚の運命さだめ知る由もなく
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物言はぬ愛猫は ただ居るだけで 癒し与へり 神の申し子
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寒い部屋 外から雪が つもる音 また一人かも まだ続くかも
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飛び立たせたくて放てぬこの腕かいな母という名の檻を編む日々
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恋という新種の病にかかった 症状 いっぱい 期間 一生
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テーブルの 花瓶にいけた 小枝から 梅が一輪 春の息吹が
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病床の吾を想いて厚き文 友の笑顔が飛び出し舞ひぬ
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深夜二時 担々麺で 小休止 辛さに咳き込む 君が可笑しく
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明日から日の出一分早くなるただそれだけの明るい話題
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ジーンズと トレーナーを 着て眠る やっと感じる 君のぬくもり
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厳寒に 餅花飾る小正月 五穀豊穣願ひを託す 
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ストーブの前に座りて半睡のあわいに遠き笛太鼓の
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珍しく雪予報出た眠れぬ夜 何度も確かむ五センチ窓明け
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捨て尽くせ眠りも夢も生も死もたったひとつの信ずるものも
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午前二時合わせ鏡のその奥に仄かに揺れる懐かしき影
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この俺に? 似てる奴とか いるのかね そいつは偽物 偽物の無頼
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遠くから 近づいてくる サイレンに 近所の家かと 耳を澄ませる
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不眠症また載ったんだ夢見たいのにまたもボツだしまあいいか
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星屑の 銀のきざはし 昇りゆき スノウフレイクの 銀河で踊らむ
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なに食べる? たまには違う 店に行く? 焼き肉?お寿司? そうだふぐだよ
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もう我慢できないよ今日逢えるのに夜中の2時にトイレで起きて
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チーママの 誕生会の 前日に 明日はゴメンと ガーベラ持って
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ほっといて そう言うキミを ほっといて 怒られたよな 今日はどっちだ
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日に三度、犬を吸わねば生きられぬ さふいふ身体にいつしか成った /犬好き
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横浜にも 空がないわと キミは言い 檸檬サワーを 濃い目で2杯
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愛人に合格出来ぬは見た目よりおしゃべり好きで秘密にできない
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眠れずに 考えていた ひとつだけ 君との旅路 別れはついに
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