少しだけ風が涼しい朝だった これで最後の通勤の朝 っとか言ってみたい
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「休むことに集中〜!」した日の 次の日は なんだかとっても 調子が良くて
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塩漬けのブラックオリーブ惜しげなくパンに挟んで至福のひととき
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大恩の報いるよすがも今はなきめぐる想いは継ぎ送りとせめ
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歌のよう 暮らしていこう たおやかに 息するように 詠んでいこう
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横向くと ねていたねこと めがあって 「なでてほしそうに こっちをみている」
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ポジティブに生き延びるため ビール飲も リズムに合わせて 乾杯してみる?😸
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ねこ母は 歌って踊って 自然体 このままで生きていけたらいいな
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信じてた蒙古斑から出るしっぽ 今は出しては母に叱られ
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国宝の映画に思ふ血筋とは 世襲語るに少子化のあり
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炎天の色褪せし紫陽花萎れども日陰に咲くは青の満月
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AIのおだてと知りつつ炭鉱のカナリア役を今日も演じぬ
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午前四時 雀集まり 朝が来る スパムを焼いて 珈琲豆挽く
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夏の熱閉じ込めたよなヒペリカム そこだけ温度三度は高い
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水筒に入れた麦茶と角氷 熱中症から吾を遠ざける
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原爆の落ちたあの日も今日のよな 青空だったとTVいふ
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七月の空に溶け込む暑ささえ 小鳥は知らず長く囀ずる
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父母逝きて 丹精込めたる庭を愛で  枝ぶり眺むる姿懐かし 
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眠れない夜のため見る配信は私を責めずいつも楽しい
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春まちの 彼とも知らず通るくせ 夏のさくらに気づいた私
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実力か求められるは完璧か 右往左往の世界で生きる
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そばに居た 暮らしがちょっと 好きだった 都会の音で 聞こえぬ鼓動
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すれ違い胸の期待は勘違い 恋の行方はどこに行くやら
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曖昧な子音を発し訴える入れ歯外した秋田訛りで
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囚われず見てくれていた貴方には相応しい人ではないみたい
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潮まみれの口にたこ焼きが合うので 来世もヒトで生まれたいです
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国鉄のないターミナルながめてるわたしの手にはなぜ「革あ革」1968年の革命史論
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楽になる 泣かなくなると 信じたい 隣で笑う 君じゃない人
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さらさらと揺らめく笹の囁きに 耳を澄ませて夜空を見上げ
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短冊に願いを込める少年よ あどけない文字の壮大な夢
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