新ジャガの 美味うまさコロッケに詰め込みて 君を待ちおる 今宵こよい夕餉ゆうげ
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花揺らす風が過ぎ去り猫あくび世は事もなし靴下に穴
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あの頃と三倍高値な塩鯖に値引きのシール客は正直
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くちびるとくちびるの間に横たわる沈黙と消えない煙
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旧暦じゃ今日が四月の一日だ夏の始めだどうでもいいけど
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575 上の句にある 日常を 77という 下の句で笑う
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ハット卿管理能力疑問だよ トーマス崖に落とされてたよ
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五月なか真夏日きたり エアコンの重ね着するや 衣替え前
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指先が一つ欠けてるいい男眉間にはきず背には倶利伽羅
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朝靄に 紛れて歩く 横顔を 追えばほどける 靴紐ひとつ
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妻の背の思いの外にやつれおり なでてやりたき 琥珀の酔いに
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この空の蒼の重さと夏のに おろしたシャツの白で抗う
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近頃は「二季」がふさわしヴィバルディ 音楽だけでしのぶ春秋
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読まないで 積まれた本の 背表紙を 続けて読むと 叙事詩のごとく
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黄緑の スクールゾーンの 看板に シールが貼られた 電信柱
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夏盛り 通り雨過ぎ 陽炎が ゆらゆら昇り 青葉きらきら 銀の玉 光り滴り 露と消え 儚さよ
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皺寄れるシーツに残る異国文字 四十年ののち朝を起こせり(松任谷由実「時のないホテル」より)
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安らけし寝顔の髪を指で払い 皺寄るシーツ 煙草火を消す(松任谷由実「時のないホテル」より)
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あまりにも真面目に過ぎた平日を捨てて怠惰と駆け落ちをする
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​時迫り 声よ届けと ただ願う 姫を冠する 署名送信
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古希過ぎてあと何回と指をおる スマホ機種変ワールドカップ
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ほどほどに 寄り添いながら 支え合い 付かず離れず 細く長く
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バラ園に負けぬベランダ満開で 香り誘われ蜂も来場
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運転に不慣れな所為せゐか クラクション 彼方此方あちらこちらで響く休日
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庭木へのほとばしる水 追いかける君の目の先 虹がきらめき
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いつもなの ふたりでいると 間が悪い きっとふたりは キャスティングミス
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ぽつぽつと はいいろのビルの おくじょうに 緑をうえて まんぞくしてる
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絡む指最後の夏と水郷の花火見あげる横顔に知る
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少しだけ 月が大きく 見えると言う 息子を肩に 乗っけて帰る
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あまた度呼びて鳶舞ふ嶺の松いらふる声の絶えし虚空に
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